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田中樹のどうでもいい話を聞きつつ、トマトジュースを飲みながら屋上に向かう。
そういえば前は真っ先に北斗と会ったんだよな、なんて、ドアの前まで来て思い出した。
あの頃はまだ口数も少なかったし、冷たかったよなぁ。
そんなに前でもないのに、なんだかもう懐かしさを感じる。
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「 Aちゃん連行してきたー 」
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田中樹のそんな言葉に続いて屋上に足を踏み入れると、丸くなって座ってる想像通りの顔触れ。
聞こえてきたDAHAHA！ってジェシーの変わらない特徴的な笑い声に、なんで笑ってるのかも分からないけど釣られてしまった。
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「 あっ！Aちゃんじゃーん！ 」
「 おー、なんか久しぶり感ある 」
「 それなー。たまたま田中樹と会ったから来てみた 」
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こっちおいでよってタロちゃんが手招きして空いてる隣をポンポンと叩いたから、そこに座ることにする。
田中樹はタロちゃんとは反対側の隣に腰を下ろすと、私の手にしているレジ袋の中を覗いた。
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「 Aちゃんのお昼なに？ 」
「 ん？あー、これこれ 」
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私のお気に入りなんだよね、と購買のサンドウィッチを見せる。
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「 あ、3つセットのやつ！俺も買ったことある〜 」
「 おー、タロちゃん気合うね 」
「 いぇーい！ 」
「 うぇーい 」
「 あのー、盛り上がってるとこごめんけどそれ多分わりとメジャーな選択肢だから 」
「 うるさいよ田中樹 」
「 ねぇやっぱ俺にだけ当たり強くない？ 」
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気のせい気のせい、と笑ってトマトジュースを一口飲むと、今度は�眞呂�それに反応した。
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「 あれ、Aちゃんもそれ飲むんだ。大我とオソロじゃん 」
「 ふは、それ言われんの�眞呂�3人目なんだけど 」
「 え、マジ？ 」
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しかも3人ともここの軍団だし。気合いすぎでしょ。流石だわ。
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「 まーなんか、皆大我のこと大好きなんだなってのはよく分かった 」
「 そりゃもちろん、俺は京本大我のものだから 」
「 え、ごめん田中樹キモイ 」
「 そろそろフルネームやめれる？じゅったん傷つくんだけど 」
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紺(プロフ) - にこさん» 嬉しいです！！ありがとうございます*^^* (2021年8月9日 8時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 面白かったです！完結おめでとうございます (2021年8月8日 14時) (レス) id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - わたぐもさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けた様で良かったです*^^* わわ、そっちも読んで頂いてるんですね…！更新頑張れます、ありがとうございます！！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - ティーさん» ありがとうございます！！やっと付き合ってくれました！！()いつもコメントくれてマジで支えになってました*^^* 次の時もぜひ！よろしくお願いしますっ！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
わたぐも(プロフ) - このスピードで進んでいくのがとっても好きでした！素敵な時間をありがとうございました！さっくんの方も楽しく読んでます！紺さんのペースでの更新を待ってます！ (2021年6月25日 2時) (レス) id: d1f867438f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年5月3日 16時
