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*
「…っ」
「えっと。朝はどうも」
きょもくんは一瞬すごく驚いた顔をして、
また真顔に戻ってどうも、と一言。
「そういえば、Aちゃんの用事ってきょもに？」
「あ、うん。そう」
思いきってきょもくんに近づいて、
持っていたトマトジュースを差し出す。
「えっとこれ、助けてくれたお礼。
ちゃんと言えてなかったし、ただ言いに来るだけもあれかなって」
「…なんでこれ？」
「あ、美琴達が教えてくれて。トマト好きって」
違った？と首を傾げると、
きょもくんは目を逸らして違わない、と答えてトマトジュースを手に取る。
「わざわざありがと」
「え、いやこっちこそ。
命の恩人みたいなもんだし」
そう言うときょもくんはふ、と少し笑って
「あんな軽々登ってくから得意なのかと思ったわ」
悪戯っぽくそう言った。
(あ、笑うとこんな感じなんだ)
心臓が少しきゅ、となった気がしたけどそれをスルーして、
「今日はたまたま滑っただけだから」と答える。
「え、なに？Aちゃん何に登ったの？」
「ん、木だよ」
「AHAHA！木登りとかすんの、意外！」
「よく言われる」
「てかAちゃんって思ったより喋るんだね〜！」
「それもよく言われる。
どっちかっていったらうるさい方だよ私、顔が変わんないだけ」
「はは、確かに顔は変わってない」
あれ、もしかしなくてもさ
今日一日で死ぬほど友達増えたんじゃないこれ。
「ふふ、Aのこと皆誤解してたでしょ。
まぁあたしの友達に悪い子は居ませーん」
美琴が嬉しそうに笑う。
皆頷くからなんかちょっと照れるね。
「よし、ずっと邪魔しててもあれだし。
そろそろ戻ろっか」
「うん」
「2人って何組？隣？」
「そーだよ、1組」
「じゃあ今度は俺らが遊びに行くわ！」
うわ、このメンバー来たら大変なことになりそうだな。
北斗とか絶対顔顰めてるよ。
「あ、」
教室を出かけた時に聞きたかったことをふと思い出して、振り返って戻る。
「あのさ、名前。
まだ聞いてない」
*
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紺(プロフ) - ragiさん» わ！ありがとうございます〜！！私もragiさんの作品読ませていただいてます*^^* (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
ragi(プロフ) - この作品すごく好きです！ (2021年3月9日 20時) (レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！！美紀さんも気をつけてください*^^* (2021年2月15日 21時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SixTONES大好きです大我君と北斗君と樹君寄りのオール担当です最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月14日 19時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 3さん» 確認しました！確かに似てるセリフありましたね...不快にさせてしまったなら申し訳ありません。ただ大元の設定は全然違うので展開としては変わってくると思うんですが...時間がある時に手直しできる部分はしようと思います。コメントありがとうございました！ (2021年1月22日 8時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月5日 16時
