【刀剣乱舞】審神者になった少女は歌う

16曲目 ページ17

Aside

『あ、出来ました』


こんのすけさんが何か考えているうちに折れた刀の修復を完了させた


少し体が重くなったけどまぁ普通に動けるし問題は無いだろう((




…なんで3人(？)とも目を見開いて固まっているんだろう


こういう時は…確か…



ﾊﾟｧﾝ!!!



ねこだまし…だっけ？まぁそんな感じのやつだよね


三｢｢｢！？！？｣｣｣Σ(๑ °꒳° ๑)ﾋﾞｸｯ!!


あ、戻ったみたいだな…



『それでは直し終えたことですし、貴方がたのお仲間の目も痛くなり始めることでしょうからお部屋にお戻りください。』


刀を渡そうとしたその時、



ﾌﾞﾜｧｯ!!!



大量の桜が舞った


視界がクリアになると同時に見えたのは刀の切っ先



正座していた足はそのままに、後ろに倒れる



『っと…危ないじゃないですか…』


赤い髪の男の子が私に馬乗りになり、首に刀を突きつけられる


？｢人間なんて…、俺がこの手で葬ってやる…！！！｣



見た目詐欺とはこういう事を言うんだなぁ(白目)



こんな見た目元気な子が、俺が葬るとか言うのは信じられない




『まぁ、特に何も思わなかったのでどうぞ。ご勝手に。』


自分がﾀﾋにそうなのに何も思わないのも不思議なものだなぁ


自分の最期くらい何か感情が芽ばえるのではないかと思っていたが見当違いだったようだ


蛍｢だめっ…！国俊！！｣



明｢愛染国俊、ちょっと落ち着きや。｣



蛍丸様は愛染国俊(？)様の腰にしがみつき、明石様は愛染国俊(？)様の腕を掴んでいる



愛？｢んでだよ！！！審神者…いや、人間にされたこと忘れたのかよっ！俺は絶対に忘れねぇ…！！だから！！！あの地獄を繰り返す前に俺が止めてやるんだよ！｣



相当人間に恨みがあるようだ


まぁ私には関係ないが



愛染国俊(？)様の手を握る



愛？｢やめろ！！！俺に触んじゃねぇよっ！！離せぇ！！！｣


私の手を離そうと暴れる愛染国俊(？)様



とても良い刀なのだろう

少し触れただけで深い傷ができる


そんなことはお構い無しに握った左手を首に、そして刀を持った右手を胸の真ん中に移動させて刀の切っ先を服に当てる




『このまま左手で私の首を絞めるか、右手に持つ刀で心の臓を貫くかすればいとも簡単にﾀﾋにますよ。貴方が思っているより人間は壊れやすいですよ。』


またもや驚き固まる全員



…私の言ったことが間違っていたのだろうか…？

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