4回目 変人？ ページ5
ファ1「お名前は？お名前はなんと言うのですか？」
ファ2「あ、後でお茶でもしませんか？！」
ファ3「付き合って下さい、お願いします！」←
貴「え、あ、うわ！ぎゃああああああああ！！！」
こんにちは、アレンです。
今Aが十数名のモブに言い寄られてます。
流石美人、早速モテますね。
あ、救いを求める様に手を伸ばしてきました。
ア「はぁ〜…仕方ないですね、貸し1ですよ？」
僕はため息をつきながら、A救出の為、
人ごみの中に入っていった。
Aを抱き上げて退散しつつ、意識があるかの確認の為に声をかける。
ア「何やってるんですか、何時もみたいに殴り飛ばせばいいでしょう？」
貴「いや、なんか私と違うちゃんと青春やってます的なオーラが………
きっとあれのせいで私拒否反応起こしてたんだよ、
アレン兄ファンクラブに入ったのホ●と違って、
だから無理だったんだ」
………この子は僕が知らない間にそんなものを作ってたのか。
ア「へえ、そんなファンクラブの存在初めて知りましたよ」
貴「当たり前だよ、あれは私が建てたの。
影でアレン兄を見守ろうをスローガンに、日々コッソリと人形つくって女子に布教活動やってたのに、
何故か男子が入ってるんだもん、
会長として見逃せないでしょ？」
……………僕の………人形？
ア「そんな人形全部捨てなさい。
あとファンクラブ解散しなさい」
こんな会話常人なら絶対やらないと思う。
何で僕はこんな子好きになったんだろう。
そんなことを考えながらリナリー達の前に立った。
ア「ほら、自己紹介してください」
貴「あ、うん。
Aです、そこの兎と一緒に生徒会書記やってます。
宜しくお願いします」
ラ「A、先輩にその言い方は酷いさ〜(泣)」
貴「ああ、そう言えば生徒会長が困ってたよ、
今年の書記は片方はちゃんと仕事してるのにもう片方は遊んでたって」
ラ「うん、多分それAのことさ」
貴「そんなわけないじゃん、私は生徒会の方たちもと布教活動してただけだよ」
ほら、今までの記録は全部言えるよ？
と、突っ込みどころ満載な会話を二人がしていると、
最後のAの言葉をきいて、リナリーが言った。
リ「この子、採用ね！
明日からここに来てくれる？はい、これが入部届よ。
それから、ラーランちゃんの台本ね。
まあ、目を通しておくくらいでいいわ」
ラ「リナリー、それ俺の台本さ。
ラーランのはこっちさ」
そんなわけで、演劇部に僕の幼馴染みが加わりました。
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作者名：ぽん | 作成日時：2016年1月6日 17時
