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流石というかなんというか、結果は烏間先生の圧勝。
ムキになった2人の腕を掴んで転がした時は控えめに言ってもめちゃくちゃかっこよかった。
倒された2人が心配ではあるけど。
「俺に当たらないようでは、マッハ20の奴に当たる確率の低さがわかるだろう」
そう言いながら視線を移した烏間先生。
その視線の先にいたのは、砂場に大阪城を造った上に、着替えてお茶を立てている殺せんせー。
腹立つわぁ〜…。
烏間先生曰く、クラス全員が烏間先生に当てられる位になれば、少なくとも暗殺の成功率は格段に上がるとのこと。
「ナイフや狙撃、暗殺に必要な基礎の数々。
体育の時間で俺から教えさせてもらう！」
そう皆に告げた烏間先生にすげぇと零した杉野君に全力で同意する。
ブンブン頭を縦に振って頷いていると、莉桜ちゃんから「ステイ」と拘束された。なんでさ。
烏間先生に攻撃を当てることは出来なかったけど、丁度キリが良かったのもあってそのまま授業は終了した。
号令に合わせて挨拶し、解散する。
教室に戻りながら話すのは、もちろん烏間先生のこと。
「烏間先生、ちょっと怖いけどカッコいいよねー」
「ねー。
ナイフ当てたらよしよししてくれるかな〜」
「どうだろうね」
桃花ちゃん達と一緒に先生のかっこよさを語る。
『黒髪短髪しか勝たん』
「A？」
『烏間先生さ、絶対ジーパンにTシャツでも様になるじゃんね。
それにちょっとゴツめの時計とかしてたら最高』
「Aー戻ってきなー？」
莉桜ちゃんに目の前で手をひらひら翳されてハッと現実に戻ってくる。
烏間先生のカッコ良さってかアンタの性癖暴露大会だったよとは莉桜ちゃん談。
でも烏間先生ホントにタイプなんだよ、どストライクって言えば、陽菜乃ちゃんから「私も狙ってるからね!!」とのお言葉が。
でも結局は好きになった人がタイプになるでしょ、という凛香ちゃんの言葉に「たしかに〜」と皆で頷きながら昇降口を目指す。
6限の小テストだるいね、なんて話していると、階段の下に人集りが出来ていていた。
何だろうと思いながら私達も足を止める。
上を向いてぽかんとしている皆の視線を辿ると、そこに立っていたのは赤い髪の男の子。しかもイケメン。
渚君が思わずといった様子で「カルマ君…」と呟いた。
カルマ君も渚君にニッコリ笑い返して「久しぶり」なんて声を掛けている。
そんな彼を、逆光で見えずらいことも手伝って、ほんの少し、怖いと感じたのは私だけじゃ無いんじゃないだろうか。
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紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - とっても面白いです！ (12月26日 11時) (
レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
甘茶(プロフ) - みの字さん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません💦そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年11月29日 14時) (レス) id: 720e88b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
みの字(プロフ) - とても読み応えがあってすごく面白いです！！BIGLOVE... (2022年9月3日 15時) (レス) id: e0f77146da (このIDを非表示/違反報告)
リース(プロフ) - そうなんですね！楽しみに待ってます！ (2021年4月28日 19時) (レス) id: 6559b789f7 (このIDを非表示/違反報告)
甘茶(プロフ) - リースさん» そう言って頂けて嬉しいです！大変申し訳ありません、続編は修正が完了していない為パスワードを掛けさせて頂いております。修正が完了次第公開しますので、今しばらくお待ちください。 (2021年4月27日 19時) (レス) id: f9e6e07d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘茶 | 作成日時：2018年7月6日 15時
