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昨日の暗殺を根に持って殺せんせーが絡んでたり…。
そう言って渚君が杉野君を心配しながらグラウンドを覗いた。
私も彼に続いてひょこっと校舎の角から顔を出す。
そこで私達が見たのは、身体に触手が絡みまくった杉野君と彼の身体を触手で弄びまくる殺せんせー。
「思ったよりからまれてる!!」
『え、触手プレイじゃん』
「成瀬さんそんなストレートに言わないで!!」
もう！って渚君が顔を赤くして怒ってきた。
恥ずかしさもあるのかな。
何その顔すっごい可愛い。
どれくらいかって言えば、女子辞めたくなるくらい。
大袈裟？全っ然そんなことない。
そんな渚君を見て、ぴゅあぴゅあだなぁなんて思ってしまう。
私、君みたいに心の中が綺麗じゃないんだよ。
ほら、なんかこう、高校生になったら急にさ、色々……知識とかが……ね？
思わず遠い目になりながら、「渚君はそのままの渚君でいてね」、なんて。
何目線なのそれと突っ込まれながら、二人で殺せんせーと杉野君の元へ向かった。
渚君は大事な友達のピンチに少し焦っているらしい。
旧校舎からグラウンドに繋がる小さな坂のようになっているところを駆け下りながら彼は叫ぶ。
「何してんだよ殺せんせー!!
生徒に危害加えないって契約じゃなかったの!?」
『自分の教え子に手を出すのはあんまり良くないと思います、まだ新学期が始まって日も浅いですし』
「成瀬さんっ!!!」
『ごめんて』
話が進まないでしょとまた顔を真っ赤にさせながら渚君は怒った。
耳まで真っ赤、可愛いね。
私達の茶番のような掛け合いをスルーした殺せんせー。
私達には目もくれず、熱心に杉野君の身体を触手で弄り続けている。
あれ、世間体を気にする人じゃなかったっけ…？と思いながらも、今は私達より杉野君の方が大事なんだろうと予想をつけて口を閉ざす。
「杉野君、昨日見せたクセのある投球フォーム、メジャーに行った有田投手をマネていますね」
「…!!」
図星だったんだろう、杉野君が目を見開く。
それとほぼ同じくらいのタイミングで、杉野君の身体を調べ終わったのか、先生は彼を降ろしながら続けた。
「でもね、触手は正直です。
彼と比べて君は肩の筋肉の配列が悪い。
マネをしても彼のような豪速球は投げれませんねぇ」
＿＿どれだけ有田投手の真似をしても無理です。
それはもう、バッサリと。
先生は断言した。
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紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - とっても面白いです！ (12月26日 11時) (
レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
甘茶(プロフ) - みの字さん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません💦そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年11月29日 14時) (レス) id: 720e88b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
みの字(プロフ) - とても読み応えがあってすごく面白いです！！BIGLOVE... (2022年9月3日 15時) (レス) id: e0f77146da (このIDを非表示/違反報告)
リース(プロフ) - そうなんですね！楽しみに待ってます！ (2021年4月28日 19時) (レス) id: 6559b789f7 (このIDを非表示/違反報告)
甘茶(プロフ) - リースさん» そう言って頂けて嬉しいです！大変申し訳ありません、続編は修正が完了していない為パスワードを掛けさせて頂いております。修正が完了次第公開しますので、今しばらくお待ちください。 (2021年4月27日 19時) (レス) id: f9e6e07d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘茶 | 作成日時：2018年7月6日 15時
