嫉妬？ ページ6
A side.
前には有希ちゃんっていう女の子と楽しそうに歩く隼くん。私の隣には岩田先輩。
...............なんかモヤモヤする。
剛「あーあ。そんな顔しないの。」
「..........なんですかそんな顔って」
.....ブスとでも言いたいのかこの野郎。なんて言葉は飲み込む。一応先輩だし。一応..........
剛「あのお友達くんを取られて悔しい〜〜〜って顔！」
「.....残念ながらそんな事思ってません」
剛「..........ほんっと素直じゃないよねえ。Aちゃんもあのお友達くんも！」
「..........はあ」
..........さっきまで楽しかったのにな。
剛「じゃあさいいよね？ 有希とお友達くん二人っきりにしても！」
急にそんなことを言い出す岩田先輩。
剛「有希ねずーっとあのお友達くんのこと好きなの。可愛い妹みたいなもんだからさ。協力してあげたいっつーか。笑」
そう言って有希ちゃんのことを見て微笑む岩田先輩は意外と優しいところもあるんだなって。...............ちょっとだけ見直した。
「..........なんなんですかね。」
剛「へ？」
「..........隼くんと有希ちゃんが仲良くしてるとモヤモヤするんです。最近多いんです。隼くんが女の子と話してるだけで胸のあたりがすごく苦しくなる。」
初めての経験すぎてわからない。でもなんか経験豊富そうな岩田先輩ならわかるかなって。(最低)
剛「ヤキモチでしょ！それ！笑」
「え？」
剛「あーほんっと鈍感だよねAちゃん(笑) でも俺も有希とあのお友達くんにくっついてもらわないと困るんだよなあ」
「はあ..........？」
なんか訳わからないことを言い出す岩田先輩。
剛「じゃあさ俺がAちゃんと二人っきりになりたいって言ったら困る？」
仔犬みたいなまんまるの目で見つめてくる岩田先輩。
「えっと..........」
剛「ね！お願い！」
手をパチンと合わせてあまりにも必死にお願いする岩田先輩がどこか涼太と被る。
「..........わかりました。いいですよ。」
これ以上隼くんと有希ちゃん見てるの辛いもん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひろ - 感動して泣いてしまいました！最高の作品を読ませていただきありがとうございました！ (2019年6月16日 22時) (
レス) id: f491a92039 (このIDを非表示/違反報告)
m o n a .(プロフ) - 小田島陸さん» こんばんは。初めまして！ コメントとっても嬉しいです。主人公ちゃん本当に鈍感ですよね（笑）書いていてイラっとするくらいでした（笑） また遊びにきてくださいね！お待ちしてます！ (2018年8月15日 22時) (レス) id: c2adf9a7ac (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 初めましてです。このお話ダメですよ。泣いちゃいますもん。隼、頑張れ！主人公ちゃん、メッチャ鈍感ですね。そこが、カワイイんですけど・・・。更新待ってます。 (2018年8月10日 23時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：m o n a . | 作成日時：2018年8月10日 9時
