会いに行く ページ19
A side.
隼くんにお願いがあるんだけど....って言われて学校を途中で抜けて来たのは涼太が眠るお墓。
........そしたらお墓によりかかってる人がいた。もう二度と会えないって思ってたのに。
涼「....来ると思ってた(笑)」
あの頃と何にも変わらない。ただ少し透けて見える涼太がいた。
「な......んで........」
隼「え？」
きっと隼くんには見えていないのだろう。
「んーん....何でもない....！隼くん....涼太と二人っきりにさせてもらってもいい？」
....きっとこれが最初で最後になると思う。
隼「うん！ゆっくり話しておいで。」
優しく笑ってその場を離れた隼くんを見送って涼太と向き合う。
「涼太........？」
涼「..........久しぶり。........A」
喋り方も笑い方もあの頃と全然変わらない。
涼「....そんな顔しないでよ(笑)」
「だって........！私のせいでっっ....！！！」
涼「....それは違う。A....俺は幸せだった。Aと付き合っていろんな場所に出かけて........本当に楽しかった。」
「涼太っっっ........」
涼「きっと隼くんならAのこと幸せにしてくれる」
「涼太っっ........やだよ........」
涼「もー泣かない。ね？笑っててよ。俺は形がなくなっても姿が見えなくてもずっとそばにいる。」
「〜〜〜っっっ！！」
止めどなく溢れる涙のせいで頷くことしかできない私を優しく見つめていてくれる涼太。
涼「........お別れだ。A」
徐々に透けていってる涼太の姿。
「涼太.....！！」
涼「A.....今まで本当にありがとうっっ、、！！ずっと見守ってるから......！！幸せになってっっ.....！！」
そう言って消えていった涼太。
「涼太.....ずっと.....ずっと大好きだよ。ちゃんと見守っててね。」
持ってきていたお花を添えてその場を後にした。
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ひろ - 感動して泣いてしまいました！最高の作品を読ませていただきありがとうございました！ (2019年6月16日 22時) (
レス) id: f491a92039 (このIDを非表示/違反報告)
m o n a .(プロフ) - 小田島陸さん» こんばんは。初めまして！ コメントとっても嬉しいです。主人公ちゃん本当に鈍感ですよね（笑）書いていてイラっとするくらいでした（笑） また遊びにきてくださいね！お待ちしてます！ (2018年8月15日 22時) (レス) id: c2adf9a7ac (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 初めましてです。このお話ダメですよ。泣いちゃいますもん。隼、頑張れ！主人公ちゃん、メッチャ鈍感ですね。そこが、カワイイんですけど・・・。更新待ってます。 (2018年8月10日 23時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m o n a . | 作成日時：2018年8月10日 9時
