ハナミズキ (ページ40)

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愛ページ40

隼 side.

隼「えっと.......」

キッチンに立つAちゃんのお父さんはすっげえイケメン。....てかなんで俺が指名されたんだろう。

父「あ。座って？ちょっと話したかっただけなんだ(笑)取って食ったりしないからそんなビビんないでよ(笑)」

隼「話....っすか.....」

...........俺........なんかやらかしたっけ？

父「小森くんって君のことでしょ？」

隼「あ....はい！」

父「やっぱり.......Aがね最近学校から帰ってくると嬉しそうに小森くんがね～って話すんだ(笑)」

珈琲を淹れながそう話すAちゃんのお父さんはものすごく嬉しそうで。

隼「....なんか照れますね.....」

父「A不器用で愛想も悪いしきっと誤解されやすいと思うんだ。でもね笑うとすっげえ可愛いの(笑) 俺ねAのためなら何でも頑張れちゃうなーって。親バカかもしれないけど(笑)」

隼「そんな事ないっす......Aちゃんは自分よりも他人を優先する優しい子です........俺も助けられました。」

父「....うん。ありがとう。よーし！完成！」

ふわりと笑うAちゃんのお父さん。きっとAちゃんはお父さんに似たんだろうなって思った。

父「これからも仲良くしてやってね。まあまだ渡さないけど(笑)」

隼「....いつか絶対貰いにきますから！笑」

父「いいねえ。生意気ぐらいがいいよ男は(笑)はい！じゃあこれ持ってってくれる？」

隼「うっわ。美味そうっすね！！！」

いい匂いがする珈琲にフワフワ柔らかそうなシフォンケーキ。Aちゃんのお父さん何者！？？

父「じゃ。俺ちょっと出かけるからゆっくりして行ってね」

そう行って出かけていくAちゃんのお父さんはすっげえかっこよくて俺も絶対こんなかっこいい父親になろうって思った。