ハナミズキ (ページ21)

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わかってやれよページ21

隼 side.

亜「...ちょっといいか？」

裕太と話し終わると怖い顔して近寄って来た亜嵐

隼「お、おう....」

なんか今日は疲れんな～とか思いながら亜嵐の後ろをついて行く。

亜「....ここでいいや。お前....Aとなにがあった？」

隼「別になんもねえよ」

亜「....めんどくせえなあ。最近のA...元気ねえんだよ」

.........え？

亜「さっきもお前のこと呼びに来たとき寂しそうな顔してるし。悔しいけど今のAを笑顔にできんのはお前しかいねえの。」

俺は笑ってるAが好きだからって。

隼「......二人で話した時もう関わんなって言われた」

亜「は？」

隼「ああやって騒がれんの嫌なんだってさ」

隼「だからそうしてる。....それだけ」

亜「........................ばっかじゃねえの」

隼「........................は？」

亜「あいつが本心でそんな事言うわけねえだろ！！話聞いてたらそれくらいお前も分かんだろ！！！......なんで分かってやんねえんだよ」

亜「........お前に迷惑かけたくないから突き放したんだよ......Aはそーゆう奴だから.............」

どこか寂しそうに笑う亜嵐。

隼「........ありがと。俺.....行かなきゃ」

今なんだよ。今すぐAちゃんと話したい

Aちゃんの顔が見たいんだ。

亜「....この前の教室にいる。.....あいつ何かあると絶対あそこにいるから.......次あいつのこと悲しませたらぶっ殺すからな」

隼「............うん。行ってくる！！」

ねえAちゃん。また俺に笑いかけてくれるかな。

俺.....バカだしうるさいけど

Aちゃんが笑ってくれるならなんだってするよ。