【文スト】転生したらヨコハマだった件

爆走 ページ42

くっそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！




こんなときに限ってトラック走ってねぇぇぇ！！





なんでだよ！一台くらい走っとけよぉ！！





私は今、街中を走り回ってます！





でももう30分くらい走り回ってるのに一台もいないというね




悲しくなってきたよ……














もう普通の車でよくない？





その時、ふっと身体の力抜けて道路に入った





すると前から赤い車が走ってきた






よし、このまま……










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ちょっと待てよ






私が轢かれたのはどっちもトラックだった








……車じゃ駄目かも





これで駄目だったらこの世界にもヨコハマにもいられなくなるかも






そしてふと我に返った





車は眼前まで迫っていた





運転手の人が必死にブレーキを踏んでる









でも多分間に合わない





つまり私に出来ることと言ったら一つだけ！









『どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』




私は車のボンネットの部分に両手をついて






思いっきり飛び越えた




跳び箱みたいな感覚で






「何今の！？」






「すごぉい！！」






周りの人たちが私にスマホのカメラを向けてる




警察の人がこっちに来てるのが見える







『ごめんおまわりさぁん！！今それどころじゃないんでぇ！！』





私はひたすら走った車と車の狭い隙間を縫って



どんどん進んでいく




途中で面倒くさくなって車に登って渡って行ったりもした







いやぁ楽しい！！






そうこうしてるとやっとトラックを見つけた




『トラック！！頼んだぁぁぁぁぁぁ！！』





私はトラックに向かって突っ込んでいった







そこで意識が途切れた







それにしてもすごい走ったよね私




ウマ娘なれるかも！







……それは無理か



馬じゃないし

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