＋ギルベルト＋俺様の最初で最後の＿＿。†2†

45話。 ページ7

＿数日後＿











『……………。』




窓から、Aは外を見上げている。





『……うーん‥。』


ふと思うことがある。
何かかがおかしいのだ。

私は、今付き合っているはずなのだが、本当の恋人らしい事をしてない様な気がする。





『…恋人らしい事か‥。』




恋人同士がする行為。


それは、デートしかないのではないか?
ましてや、付き合ったばかりのカップルだ。

それはもう、デートだけだ。きっと。





『…よし。』









私は、ギルベルトの所へ向かった。







。＋**。＋**。＋**。＋**






『…ギルベルト、どっかへ出掛けににいきましょうよ‥じゃなかった、出掛けにに行こうよ。』




ギルベルトは、椅子に座りながら口元を歪ませている。



「いいぜ!つーかさ、それはアレか、いわゆるデートってやつか?」





ケセセセと独特な笑い方で、彼はそう言う。




『…ま、まぁ、そうですね。デートですね…。で、今じゃなくてもいいんだけど、行ける?』





ギルベルトは自分の手帳を取りだし、パラパラｯとめくった。



「…あー、すまねぇな。今週辺りは、やることがあって無理だな。」






『そっ‥か……。』



やっぱ、へこむな…断られたら。




「…あ、でも来週なら行けるかもしれねぇ。」




『…本当?!』




「ああ、だから楽しみにしてろよな!!俺がプランを考えといてやるぜ!」







『うん!楽しみにしてる!!』


























来週か…ちょっと待たなきゃいけないけど、楽しみだな。










私は期待に胸を弾ませた。







。

46話。→←44話。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す