出会い【灰谷竜胆】�� ページ6
Aさんを初めて見たのは、兄ちゃんと一緒に半間修二を新宿に見に行った日だった。
アイスが溶けるから早く帰りたいと言うあの人は、心底面倒臭そうな顔をして、自分より身長のある男を見上げていた。
持っていた袋を男に叩き落とされ、流石にまずいと思った瞬間、Aさんは男の腹に膝蹴りし、頭を掴んで地面に叩きつけた。
Aさんはアイスと卵を駄目にされた文句を言うと、ソイツのポケットから財布を取り出し、舎弟に買ってこいとお願いしていた。
"命令"じゃなくて"お願い"。
"悪いんだけど"って、買った物駄目にした奴の舎弟に使う言葉じゃねぇよ。
「ちゃんと買えるならご褒美にアイス買ってもいいからね。」
それガキに言うセリフじゃん。
思わず笑うと、隣で兄ちゃんが何笑ってんのって見てきた。
財布の持ち主が顔を上げ抵抗すると、Aさんはソイツの頭を踏み潰す。
舎弟は財布を受け取ると、青い顔で走って行った。
兄ちゃんと様子を伺ってると、10分ぐらいして舎弟は汗だくで帰ってきた。
舎弟が自分の分は買わなかったって言うと、Aさんは財布から千円出してソイツに渡した。
もちろん男の財布から。
Aさんは舎弟の頭を撫でると、機嫌良さそうに帰って行った。
数日後、今度はAさん目的で、兄ちゃんとまた新宿に向かった。
竜胆「半間の姉貴って言っても、所詮女じゃん。この前のも、アイツ等が弱かっただけだろ。」
この時、もしかすると俺は負けるかもなんて思いたくなかったのかもしれない。
だから"所詮女"なんて口にしたんだ。
蘭「オネーサン、半間修二の姉貴だろ？」
「だから何？」
蘭「半間とオネーサン、どっちが強い？」
兄ちゃんが尋ねると、Aさんは半間だと答える。
半間と俺達、どっちが強いかと俺は尋ねた。
Aさんが知らないと言って、欠伸をしながら俺達の横を通り過ぎようとすると、兄ちゃんがAさんの腕を掴んだ。
蘭「俺等がオネーサンに勝ったら、半間修二に会わせてくれる？」
兄ちゃんがニヤつきながら言うと、Aさんは目を細めて「いいよ」と笑った。
俺は得意のタックルで動きを止めようと、低い姿勢で向かって行く。
だがAさんは俺より低く位置を取ると、俺の鳩尾に思い切り拳を入れた。
胃液を吐き出しながら前を向くと、Aさんは兄ちゃんの頭目掛けて回し蹴りをした。
その動きがとても綺麗で、不覚にも俺は見惚れてしまった。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
