過去編 3 ページ15
今牛「A、俺のバイクのケツに乗るか？」
「拉致する気ならお断りしますけど。」
今牛「違ぇよ、家まで送ってやる。」
真一郎「俺抜きで話進めんのやめてくれる？」
「しょうがないからシンタロウも付いてきていいよ。」
真一郎「"真一郎"だ！！誰だよシンタロウって！！」
今牛はヘルメットをAに被せると、抱き上げてバイクの後ろに乗せる。
彼のバイクには背もたれが付いているので、とても楽だとAは笑うと、前に跨った今牛の腰に掴まった。
真一郎がバイクに跨り先導を切ると、今牛もそれに続いて走り出した。
＿＿＿＿＿
数日後、Aはいつものように帰ろうと門へと歩く。
あれから毎日、真一郎はAの下校時間に合わせて門で待ち伏せをしていた。
今日もいるんだろうな、とAは考えながら門を出て、いつも真一郎がバイクを停めている場所に目を向ける。
珍しい事に、そこには誰もいなかった。
寂しいような、ホッとしたような気持ちになったAだったが、"少し寂しい"という心に蓋をして帰路につく。
学校を出て少し歩いた所で、ふと後ろに人の気配を感じ振り返ろうとする。
だが振り返る前に頭に衝撃が走り、目の前が真っ暗になった。
＿＿気が付くと辺りは薄暗く、目が慣れるには少々時間を要した。
Aは目が慣れると、周囲を見回す。
そこは少し埃臭く、使われていない倉庫のような場所だった。
Aは頭部の痛みに舌打ちをすると、奥から近付いて来る人の気配に目を向ける。
割れた窓から射し込む僅かな光に照らされたのは、Aが会った事もない人物だった。
男「へぇ、コイツが？」
「誰？」
男「嬢ちゃん、ウチの弟が世話になったみてぇだなぁ。」
男が着ている赤い特攻服の胸元には、"特攻隊長"と書かれていた。
勿論Aの知り合いに赤い特攻服のチームはいないし、彼女が忘れているわけでもない。
故に彼の弟がどこの誰かもわからないので、Aが首を傾げていると、男の背後から学ランを着た男が出てきた。
学ラン「よぅ、久しぶりだなぁ。」
「…誰？」
特攻服「……オイ、ほんとにコイツなんだろうな？」
人違いだったらシャレにならないと特攻服の男が言うと、学ラン男は顔を赤くし、怒りの表情を見せた。
学ラン「この前お前に殴られた男だよ！お前の弟殴った時に！」
Aは記憶を辿りなんとなく思い出したのか、"あぁ"と呟き、納得したように二、三度頷く。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
