呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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武道「わかんねぇのかよ八戒…」


武道は柴の持つナイフの刃を握った。


武道「こんな事したらお前…どうしようもない奴になっちゃうんだぞ！？こんなんじゃねぇだろ！"立ち向かう"って事は…」


"立ち向かうっていう事がどういう事か、お前に見せてやる"


そう言って武道は、大寿の前に立った。


大寿「まだ懲りねぇのかクソガキ。」

武道「"まだ懲りねぇ"だと？それだけが取り柄なんだよ！」


武道は大寿に殴りかかっていくが拳は届かず、大寿の拳が武道に当たる音だけが響く。

それでも武道は諦めず、何度も何度も大寿に向かって行った。


大寿「…何回殴らせれば気が済むんだ。」

「…流石武道君。」


Aは今にも倒れそうな武道を見て、嬉しそうに笑った。


武道「大寿…お前を倒して、黒龍をもらう！」

柴「！？」

松野「タケミっち…」


武道はその後何度も殴り飛ばされて、その度に起き上がり大寿に向かって行く。

そんな武道を見て、松野は「もう死んでしまう」と止めた。


次の瞬間、武道の拳が大寿に当たった。

大寿は痛くも痒くもないと言ったが、何が起きたのか、彼は膝をついた。

それは見ていた者も、大寿自身も驚いていた。


柴「武道…もう…やめろって…」

武道「……未来を変えれるなら、命を懸ける価値はあるだろ？八戒…頑張る事は、辛くねぇよ。一番辛い事は…"孤独"な事だ。」


"友達なんだから何でも話せ"


武道の言葉に、柴は涙を溢れさせ「俺を助けてくれ」と頼んだ。


それから柴は、本当の事を武道に話した。

今まで柴が柚葉を守ってきたと言ったが、実は守られていたのは柴の方だった事。

柚葉がしてきた事を、さも自分がした事のように言ってきた事。

柴は、今回こんな事になったのは自分のせいだと武道に謝った。

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