呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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武道「場地君！？大丈夫ッスか！？」


七種さんに連絡！と携帯を出そうとした武道に、場地は声をかけた。


場地「かすり傷だ。助かったぜ、武道。」

武道「場地君…！」


刺されたと思ったが、場地はピンピンしていた。


武道「…生きててくれてよかった。」

場地「あ？何言ってんだテメー。俺は稀咲をやる。」


黙って見とけという場地の言葉に、武道と松野は共に戦わせてくれと進み出る。

すると場地は、邪魔するなと二人を殴った。


場地「マイキーを頼む。」


すれ違いざま武道に呟くと、場地は稀咲率いる参番隊50人に向かって飛び込んで行った。

そこからは場地の無双状態だった。


武道「うおっ強え！一瞬で4人も！？」

松野「舐めんなよタケミっち。場地さんは稀咲をやるって言ったろ？あの人はできねー約束はしねーんだよ！」


松野は場地を見ながら嬉しそうに言った。


そうこうしているうちに、場地は稀咲の元へと辿り着いた。


だが場地は、稀咲の首にパイプを突き付けているが、一向に動こうとしなかった。


武道がそれを不思議に思った次の瞬間、場地が口から血を吹き出し倒れた。


松野「場地さん！！稀咲てめー何をした！！」

稀咲「見てたろ？俺は何もしてねぇ。」


松野が場地に駆け寄ると、場地の腹部辺りに血溜まりが出来ていた。


松野「刺されたんスか！？いつ…！？」

武道「え！？」


武道は先程、場地が羽宮に刺された時の事を思い出す。

場地はかすり傷と言ったが、実際は重傷だったんだと気付いた。


松野「一虎ぁぁ！！」


武道が羽宮へ目を向けると、彼は膝を付いてブツブツと何かを呟いていた。


武道「くそっ！七種さん…！」


武道は携帯を取り出すと、急いでAに電話をかけた。


《はい》

武道「七種さん！早く…急いで来てくれ！！」

《了解。5分で行きます。》


事前に場所は教えていたので、電話はすぐ終わる。


武道(まずい…これでは稀咲の思う壺…)

稀咲「やっぱやべぇ奴だな一虎は！そうか、場地を芭流覇羅に引き抜いたのは、こうやって寝首をかくためか！」


こいつは何を白々しい事を言っているんだ。

そう思ったが、稀咲の後ろに佐野がいるのに気付き、稀咲は彼を煽っているのだと武道はわかった。

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