呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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8.3抗争から3日後、武道はある事に気付いた。


武道「どうしよう！！俺七種さんの連絡先知らねぇ！！」


龍宮寺からの頼まれ事＿＿Aを呼び出して欲しいというミッションは、夏休み中の今では連絡先が必須だった。

ドラケン君に頼まれたのに！と武道が部屋で狼狽えていると、家のチャイムが鳴った。

玄関を開けると、そこには千堂がいた。


武道「ア゛ッ゛く゛ん゛！！」

千堂「うわっ！何でお前泣いてんだよ！」


武道は事の発端を千堂に話した。

すると千堂は、三ツ谷に聞けば良いと言う。


武道「何で三ツ谷君？」

千堂「三ツ谷君、七種さんと知り合いらしいぞ。」

武道「どんな繋がり！？」


武道は直ぐ様三ツ谷に電話をし、Aを呼んでもらえるよう頼む。

電話を切り数分後、三ツ谷から着信が来た。


三ツ谷《悪いタケミっち、Aは忙しいから会えないって断られた。》

武道「そんなぁ…」

三ツ谷《あ、でも…》


＿＿＿三ツ谷は武道との電話切ると、そのままAに電話をかけた。

数回の呼出音の後、Aは少し眠そうな声で出る。


三ツ谷「悪い、寝てたか？」

《いえ、大丈夫です。》


三ツ谷はAに、武道と龍宮寺が呼んでいる事を話した。


《お断りします。》

三ツ谷「え、何で？」

《私こう見えて結構忙しいんです。》


時間が空いたら連絡しますと言われ、三ツ谷はAとの電話を切った。＿＿＿


武道「時間が空いたらっていつですか…」

三ツ谷《さぁ？まぁでもドラケンにも言っといてやるよ。》


武道が電話を切り深いため息をついていると、千堂がもしかして、と言葉を切り出した。


千堂「俺が着いた時に七種さんがいた事、言っちゃまずかったか？」

武道「え？あ、いや…そんな事はないと思うけど…。」


龍宮寺は助かった。
あとは未来に帰るだけだが、龍宮寺とAが会うのを見届けないと帰れない。
そもそもAは一体何者なんだ。
あの時一緒にいた男の人は誰なんだ。

そんな事を考えながら、武道は再び深いため息をついた。

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