呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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大寿「三ツ谷の女ぁ？そりゃ面白え、八戒！」


大寿は八戒に、武道とAを殺せと命じる。

そして"お前は俺の弟"、"兄である俺の命令は絶対"、"家族の絆は、仲間のソレよりも上"と言った。


それを聞いたAはプッと吹き出した。


大寿「おい女、何笑ってやがる。」

「すみません、家族の絆が上だとか言っていたもので。」

柚葉「おいアンタ、やめとけ！」


Aはだって、と続けた。


「血が繋がっていても、排除しようとする家はいくらでもあるっていうのに。」


そう言うAの顔は笑ってはいたが、まるでゴミを見るような目をしていた。


大寿「てめぇ…」


大寿はAの前に行き拳を付き出すが、Aはいとも簡単に避けた。


九井「…！」

柴「兄貴の攻撃を…！」

大寿「ほぉ〜…だがどこまで避けられる！？」


大寿はニヤリと笑うと、連続してAに攻撃し始めた。

だがそれは、一つも当たる事はなかった。


大寿「どうした！？やり返して来てもいいんだぞ！」

「遠慮しておきます。」


Aは大寿の後ろに回ると、大寿にしか聞こえないように囁いた。


「だってボスの威厳、損なう訳にはいかないでしょう？」


大寿は手を止め振り返り、Aをジッと見た。


丁度そこへ、夏油がタイミング良く戻って来た。


「傑君、終わった？どうだった？」

夏油「本人が持ち出してて実物は確認出来なかった。本人がいる時にまた来るしかないね。」


夏油は肩をすくめた。


「なんだ残念。じゃあとりあえず戻ろうか。」


Aが武道と日向にまた明日と言うと、乾がナイフを向けてきた。


乾「テメェ何帰ろうとして…」

大寿「乾。」

乾「…？はい。」


声をかけられ乾は大寿を見るが、大寿の視線はAに向いたままだった。


Aは大寿にニコリと笑うと、夏油に声をかけ去って行った。

＿＿＿＿＿


乾「ボス、何であの時止めたんだ？」


その日の夕方、乾は大寿に疑問をぶつけた。

大寿はしばらく黙っていたが、おもむろに口を開いた。


大寿「…あいつはやめとけ。」

乾「…は？」

大寿「あいつに手を出すのだけはやめとけ。ココも…調べるのは勝手だが、深追いするなよ。」


乾と九井は疑問に思いながらも、はいと返事をした。

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