呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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龍宮寺への術式を解き立ち上がると同時に、茂みから千堂たちが飛び出してきた。

彼らは倒れている武道たちとAを交互に見て目を丸くする。


千堂「あ、あれ？七種さん？何でここに…」

「丁度よかったです。千堂敦君、もうすぐ救急車が来ると思うので、彼らをお願い出来ますか？」

千堂「へ？あ、はい。」


お願いしますね、と言ってAは夏油とその場を去った。



日向「武道君！救急車来た……ってあれ？千堂君？」

千堂「橘？」

エマ「ドラケン！ドラケンしっかり！ドラケ……あれ？寝て…え？タケミっちも寝てる？何で？」


その場にいた全員が頭に疑問符を浮かべながら、到着した救急車に龍宮寺と武道を乗せ病院へと向かった。


病院へ着くと、武道は手の治療。龍宮寺はベッドに寝かされ、輸血の処置を行われた。


三ツ谷「ドラケンは！？」

エマ「三ツ谷、ぺーやん…ドラケンなら今…」


必死な顔をした三ツ谷と林に、エマは気まずそうな顔をした。

三ツ谷たちは不思議そうに周りを見ると、龍宮寺が刺されたというのに緊迫した空気ではなかった。


佐野「エマ、ケンチンは？」

エマ「マイキー…実は…」


遅れて到着したマイキーに、エマは自分たちが救急隊員を連れて来た時にはもう龍宮寺たちが眠っていた事を話す。

そこへ千堂が入り、エマたちが来る少し前までAが龍宮寺の側に立っていて、後を任された事を話した。


佐野「A？Aって確か三ツ谷知り合いじゃなかったっけ？」


佐野が三ツ谷に問うが、三ツ谷はただ困惑した表情を浮かべるだけだった。

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