佐山県での(非)日常 (ページ7)

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引き出しを開けるとそこには大量の飴が詰まっていた。

この学校には机の中に飴を詰め込む習慣でもあるのだろうかと疑問を抱き隣の六車さんに声をかける

『六車さん。２つ質問を失礼します。六車さんの机の引き出しの中には何が入っていますか？』

gr「引き出しにはなにも入っていないが？」

…まじかよ

『ではもう一つ。この学校には引き出しに飴を大量に詰め込む習慣がありましたっけ…？』

gr「そんな話は聞いたことないぞ」

ｽｩｩｩｩ…なんやこれ嫌がらせかいや逆に嬉しいんだけどさ…

と1人で悶々としていると六車さんがこちらをのぞいて

gr「これはキャンディーデスクじゃないか。なかなかに面白いことをやるのだな。」

キャンディーデスク？なんだその甘そうな机は

gr「キャンディーデスクというものはな、アメリカの議会でできたユーモアがある伝統のようなものだ。一ついただこう。」

と私の心を読んだように解説してくれた。
って勝手にもらっていいのかな…

とおろおろしていると、

JB「キャンディーデスクか！懐かしいな！！私も一ついただこうか！」

とJB先生がどこからかにゅっと現れて飴を一つ持っていった。

『先生…食べて良いんですか？それにそろそろ始まりそうですけど…』

JB「ああ！大丈夫だ！もともと私が始めたからな！」

『先生が？ということは先生ここの高校出身なんですね…』

JB「そうだぞ！腹が減っては戦ができぬというだろう？毎回来るたびにここに飴を足して行ったらなぜか伝統になってしまってな！」

こんな伝統を作るなんて良い意味でも悪い意味でもすごいな…

JB「そろそろ始まるようだな！では私はこれで！」

と言ってJB先生は忍者のように一瞬でどこかへ行ってしまった。