大切な居場所2【弱虫ペダル】〜波乱の合宿編〜

スパイ ページ29

今泉side

今「どういうことだ御堂筋…」

御堂筋「見れば分かるやろ。
まあ君が思ってる最悪のシナリオを想像すればええな」

今「ふざけんなよ！そんなわけないだろ。
Aさんは……」

御堂筋「京伏のスパイや」


スパイ……
嘘だろそんなわけない


今泉「嘘に決まってんだろ？
御堂筋前にもレースで嘘ついたもんな。
お前なんて信じない」

全員「……」


御堂筋「まあ、信じてもらえんのやったら、Aちゃんのこと問題だしてもええで。
このザク達が答えられるやろ。

弱泉くんより長く一緒におるからなあ。
しかもー、山口くぅーんは彼氏やしなあ」



山口「御堂筋くん…言っていいんか…？」

水田「せやで、まだ言わんって言っとりましたよね？」

御堂筋「ええんや。どうせ全部聞かれとったんやし。ホンマはもっと先にする予定やったけど、これも想定内や。」


今泉「Aさん……」


御堂筋「プププ、思った通りや。
弱泉くんAちゃんに惚れたんやな。
さすがAちゃんや。

自転車競技部の人達を惚れさせるって条件もちゃんとこなしてたみたいやな。」


今泉「本当なのかよ……」

Aさんに直接聞かないと。


御堂筋「どこいくんや弱泉くん。
話はまだ終わっとらんで？」

今泉「お前と話してても埒が明かないからな」



御堂筋「弱泉くんよく考えや？
弱泉くんはAちゃんが好きなんやろ？
他の人にバレたらAちゃん総北に居れなくなるなあ」

今泉「っっ！」

御堂筋「しかも2度と会えんとちゃうか？
なんて言ったって京都やしなあ」

今泉「御堂筋……お前のことは絶対許さない」
と俺はAさんを探しに向かった。

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