We'll be alright!! (ページ40)

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Mingyu ページ40

「よーし皆！俺達最初のゲームで獲得して作ったまともな料理！全員で！」
「いただきまーす！！」
日も沈み、散々苦労して時間をかけて作った夕飯がスニョンイヒョンの号令でようやくスタートした。
「美味しく食べてください～」
「うわぁ、ワカメスープ最高」
メンバーが口々に感嘆の声を上げる。
「Aヒョン座って食べたら？」
「いや大丈夫。ヤーミンギュ、ジジャン飯めちゃくちゃ美味い！」
「それはよかった」
Aヒョンが頬っぺたいっぱいにご飯を詰め込んで幸せそうに言う。作るのは大変だけど、こういう反応が見られるから嬉しくてつい苦労を引き受けてしまうんだ。
「はぁ、天才かよマジで。このイワシも作ったの？」
「そうだよ～」
「俺お前が女だったら絶対結婚するわ。理想より遥かにデカイけど」
「悪かったね。ヒョンが女の子ならお嫁に貰ってあげるよ？」
「なんで俺が嫁……？」
「俺が主夫」
「…………考えさせて」
「そこ考えるんだ」と盗み聞きしていたスンチョリヒョンがケタケタと笑う。Aヒョンがお嫁さんなら明るい家庭になりそうでいいのにな。それにさりげなく俺が立ってるのに付き合ってくれてるし。こういうところがヒョンの優しいところだ。ちょっと、いやかなり天然で世話が焼けるけど。
「ウォヌヤー、死ぬ気で食べろー」
「ヒョン本当に痩せちゃったからね」
「大丈夫、今最強飯作り出したから」
俺とAヒョンに心配されているウォヌヒョンが誇らしげに親指を立ててみせる。どうやらいい味付けを考案したらしい。
「よし、サヨリ焼こう」
「俺も手伝う！」
Aヒョンとサヨリを捌いていると(ヒョンは基本見守っているだけ)ジフニヒョンとジスヒョンが寄ってきた。
「僕もやってみたい」
「マジで？あの虫も殺さない聖ジョシュア様が？」
「キリスト教に殺生罪の教えはないですよ。むしろ何もせずに食べ物だけ貰うわけにはいかない」
「働かざる者食うべからずってやつだな」
「ところでこのヒョンはそこでずっとホース持ってるだけで何もしていませんね？」
「ウジヤ、お前には見えんか。サヨリの血を清めるこの聖なる水の流れが」
「ただ無駄に井戸水を消費してるようにしか見えない」
「その通り！」
お腹が満たされたのかAヒョンのテンションも高い。皆怪我のないようにお願いしたいところだ。
捌いたサヨリを焼くとお腹いっぱいだと言っていたメンバーもなんだかんだ言って群がってきた。最後におこげも食べて、最高の夕飯となった。