We'll be alright!! (ページ32)

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Myungho ページ32

続いては義理ゲーム。14人で15個のレモンを義理で食べるゲームだ。説明を聞いて早々スンチョリヒョンとミンギュが「俺達絶対に食べられない～！」と叫びながら輪の中から抜け出した。
「Aヒョンは食べられるの～？」
「人生で一度もレモンを丸ごと食べたことがないから未知だね」
「僕も～。でもジュニヒョンが得意だって」
「へぇ。じゃあディエイの分はジュニに食べてもらいな？」
ジフニヒョンに殴られたところを撫でながらニッコリ笑って言うAヒョン。側でスンチョリヒョンが「俺達の分は？！」と叫ぶ。
「心配すんな。俺の義理でお前達の分は夕飯にとっておいてやる。可哀想だからな」
「全くもって嬉しくない…！」
ミンギュは生まれたての子犬みたいにプルプルと小刻みに首を横に振った。
「ではよーい、はじめ！」
合図と共にジュニヒョンがレモンを口に入れる。
「アイドルだってことを忘れるなよジュニ！」
「はーい」
Aヒョンの呼びかけに返事をしながら淡々と食べていくジュニヒョン。まるで甘いミカンを食べてるみたい。不思議とちょっと美味しそうに見えてくる。
「わぁ～ヒョン、ヨソ島に来てから今が1番格好いいよ！」
ソクミンが感心している間にヒョンはレモンを2個ペロリと平らげ、完食した合図の口笛を吹いた。
その後ジョンハニヒョンとMC2人が食べ、Aヒョンの番が来た。
「なんか美味しそうに見える～」
「ヒョンッ！早く！」
さっきからヒョンはスングァンに急かされてばっかりだ。
ケラケラ笑いながらAヒョンがレモンにかじり付く。
「ん、……お、いける」
「お～！」
ヒョン自身もびっくりした顔をしてレモンをムシャムシャと食べていく。本当に平気みたい。
「ヒョン酸っぱくないの？！」
「いや、すっぱいけどね、たべられるよ？」
「うわぁ～！もう口の中ツバでいっぱい！」
すっぱいのがダメな2人は謎にキャアキャアと騒がしい。
「お腹空いてるからかなー？これもう１つ食べていいです？」
「ヒョン凄い！いけるとこまでいこう！！」
大歓声とAコールの中、Aヒョンはレモンを２つ食べて口笛を吹いた。
「すごいよヒョン～」
「わぁ～ディエイ～」
帰って来たヒョンにハグするとヒョンは嬉しそうに笑う。ヒョンは長男だけど中身はチャンより子供みたいで、僕でも可愛いと思うくらいだ。
結局ゲームは失敗だった。けど皆お腹を満たすために残ったレモンの消費に掛かった。ビタミンも取れてお肌にもいいし、いいゲームだったな～。