5話 ページ6
一方その頃国木田達は、とある会社に来ていた。
国「……と云う訳でして。」
男「成る程…その犯罪者に、僕が狙われているんですね。……分かりました、よろしくお願いします。」
その会社の人重役はかなりの細身で、おどおどした性格の男だった。
男は、弱々しい笑顔を浮かべながら「僕だって死ぬのは怖いですから…。」と云った。
国「任せて下さい。それでこちらが、その犯人の写真となります。」
国木田はそう云って、ホテルの廊下を歩く女性の写真を出した。
すると、男の青白い顔が更に青くなった。
敦「え。ど、どうしたんですか?!」
男「彼女は……数日前から知り合った女性です。喋れなくても素敵な女性だったので、かなり親しくなっていて今夜も会う約束をしています。」
国「本当ですか?!」
男の思わぬ発言に、国木田と中島は目を見開いた。
国木田は身を乗りあげる様に、男へ近付いた。
男は怯えた表情で何度も頷いた。
国「すみません、取り見出してしまい。……それで、犯人にはいつも通り会って下さい。ですが、我々は殺させはしないので、ご安心下さい。」
そうして、今日の夜の事を三人で打ちあわせた。
これがどういう結末を生むのか、今の彼等には分からない。
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むい - 素敵な作品をありがとうございます!リアルでお忙しい中、更新ありがとうございます。これからも頑張って下さい!応援しています。 (2019年3月22日 5時) (レス) id: 89a3c53336 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - こんにちは!いつも楽しく読ませてもらってます!続編が出てとても嬉しいです♪そしてオチは、太宰さん!今後どの様に話が進むのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年5月29日 23時) (レス) id: 4f23ad6532 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲チョコ(プロフ) - 楽しみにしております!!作品面白くて大好きです!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 7d0372d436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力ねこ | 作成日時:2018年5月28日 22時