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13話 ページ14

女は鉄線銃(ワイヤーガン)の弾を斬り、そのまま国木田へ向かって行った。


国(クソッ、避けられない………!)


ザクッ!


国「ぐっ………!!」


国木田は女の振り下ろした刃を避けられず、片腕を斬り付けられた。
女は国木田を斬り付けると、後ろに後退した。
血が滲むシャツを見ながら、女はまた中脇差を握り締めた。
国木田は歯を食い縛り、また手帖の一頁を破った。
すると、頁から文字の輪が浮かび上がり次の瞬間には手榴弾に変わっていた。


女「!」


国木田は口で栓を抜き、女の方へ投げた。
女は急いで耳を塞ぐと、女の読み通り手榴弾は国木田と女の間でけたたましい音を鳴らした。


国(この数秒の間に手榴弾の種類を見分けたか。矢張り頭はかなり回るようだな。だが……)


女「ッ…………。」


女はフラフラしながら頭に触れていた。


国(少しばかりは効いたようだな。……よし、もうすぐだな。)


女は地面に落とした中脇差を持ち上げると、刃先を国木田に向けた。
だがその時、


?「あぶないですよ〜〜!!」


女「!?」


ドゴォッ!!


轟音の後、女が立っていた場所には大きな鉄骨が突き刺さっていた。
そしてその上には、


宮「いやぁ〜、思いっきりやっちゃいました。大丈夫ですか国木田さん?」


笑う宮沢が立っていた。

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むい - 素敵な作品をありがとうございます!リアルでお忙しい中、更新ありがとうございます。これからも頑張って下さい!応援しています。 (2019年3月22日 5時) (レス) id: 89a3c53336 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - こんにちは!いつも楽しく読ませてもらってます!続編が出てとても嬉しいです♪そしてオチは、太宰さん!今後どの様に話が進むのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年5月29日 23時) (レス) id: 4f23ad6532 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲チョコ(プロフ) - 楽しみにしております!!作品面白くて大好きです!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 7d0372d436 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力ねこ | 作成日時:2018年5月28日 22時

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