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「あ〜〜〜」
私の話を聞き終えたRasちゃんは頭を捻りながら唸ってる。なんだか難しい顔もしてるし彼の頭が整理されるのを素直に待った。
「あの、Aさん…」
『はい。』
「韓国の男が、すごーーーーく嫉妬深いのって…知ってますか？」
『……はい？』
私の反応に困ったように笑うRasちゃん。
「あのですね…たぶん国の文化の違い、ですけど…」
『は、はい…』
「Sellyのその対応は、少し横暴だけど…韓国では普通、かも…です…」
『…………ま、じ？』
目をまん丸に見開く私に、律儀に「マジです」と返事をするRasちゃん。
待て待て待て待て待て待て…
Sellyだってバカじゃない、むしろ頭がいい。
なのに、何でこれだけ言っても伝わらないんだ。私の言葉なんて聞く必要もないと思ってるのか。と憤慨していた。
けど……
『…大元の常識が…すれ違ってた…の…？』
「……たぶん…」
気まずそうに頷くRasちゃん。
はぁ〜〜、と大きくため息をついて、ふかふかなソファに沈み込んだ。
3年間も同棲して、今更そんなことある？
激情型のSellyと遠慮しがちな私。話し合いが苦手な私たちの弱点がこんなところで明るみに出るとは。
「多分ですけど、Sellyは精一杯…Aさんを大切にしてたんだと…思います、韓国人の感覚的には…」
黙って聞いてる私にRasちゃんは更に続ける。
「韓国人の男は、彼女を…自分のものって考えるん…ですよ」
『所有物、ってこと？』
「そう言葉にすると、日本人ウケが悪いのが分かりますね…w」
僕も気をつけなきゃな、なんて言いながら更に続ける。
「恋人同士は隠し事なんてせず、常に連絡を取り合って、できる限りの時間を共有するのが普通です。」
『じゃあ、あの過干渉もSelly的には愛情表現だったってこと？Sellyは当たり前の恋人像を追って、韓国の恋人としては淡白な私に当たり前に怒って居たってこと？』
「そ、ゆーことですねぇ…」
『はぁん…』
全てが腑に落ちた気分だ。
私が考える最大級の愛を与えても足りないと怒るSellyに疲弊していたが、なるほど国の違い。
底なし沼のような要求は「普通の恋人像」を追い求めたが故だったのだ。
『Sellyに謝らなきゃ…』
今更戻れるとは思ってないけど、彼の愛を信じなかった事だけは謝りたかった。
＜明日18時に〇〇へ来てください。＞
＜話がしたいです＞
既読はついたが、返事はない。
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ならか(プロフ) - にやけ止まらんくて焦る (2月14日 18時) (
レス) @page30 id: 72407f8835 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - Arce_さん» ありがとうございます！彼らのafter storyは少し書けたらとは思ってます！お褒め頂いてありがとうございます！ (10月1日 17時) (レス) id: 59d1a36373 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 青い目の宝石さんさん» ありがとうございます！褒めて頂いて本当に嬉しいです〜！！！ (10月1日 17時) (レス) id: 59d1a36373 (このIDを非表示/違反報告)
Arce_(プロフ) - 読んでて楽しかったです！完結寂しいですが、おめでとうございますTT♡ (10月1日 4時) (レス) @page30 id: c41d959350 (このIDを非表示/違反報告)
青い目の宝石さん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めちゃめちゃ面白くて見やすかったです！！(о´∀`о) (10月1日 0時) (レス) @page30 id: c88fb3b6cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2023年9月18日 13時
