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「こんばんは!」

「はい、こんばんは。」

「一応聞きますけど、何か食べたいものってありますか?」

「…そうですね、お酒に合うものを作ってください」


彼からのリクエストは初めてだった。いつも特にないと返ってくるのに、今日は珍しくもリクエストをされたのである。そう、リクエストだ。


…普段より時間をかけない訳が無かった。ともかく嬉しくて数種類のつまみを少量ずつ作った。作るのが難しいものにもいくつか挑戦したし、時間はかかってしまったけど、それを面倒だとは思わなかった。


大きめのお皿に並べて持ったそれを両手で持ち、彼の座るテーブルに運ぶ。


机に置くと、ドストさんは少し目を丸くした。その表情はなんだか珍しくて嬉しくなる。


「ありがとうございます」


と、いつも通りのお礼の言葉に添えられた微笑みに、胸がきゅ、としめられる感じがした。


「頑張ってみました」


なんて緩む頬を隠せずにいると、少し待っていてください、と彼が席を立った。


なんだろう、と彼の座っていた椅子を見据えていると、お盆にお酒のビンとアイスペール、見受けるにチェイサーらしい飲み物をのせてその人は戻ってきた。


グラスを、私のところにひとつと自分の方にひとつ起き、ピックで突き刺した氷をその中にいれてくれる。からん、と心地よい音が響いた。ぼんやり眺めていると、尋ねられる。



「お酒は得意ですか?」

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こめこ(プロフ) - 疾風さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて光栄です、これからもよろしくして頂けると幸いです! (2019年7月1日 4時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
疾風(プロフ) - 少し遅くなってしまいましたが、完結おめでとうございます!こめこさんの書く作品どれも大好きなので、こめこさんを知れて良かったです!これからも頑張ってください! (2019年7月1日 2時) (レス) id: d43b897b4c (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - かなでさん» ほかの作品も読んで頂けているんですね、嬉しいです!ありがとうございます、拙い文章ですがこれからもよろしくして頂けるとありがたいです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - あさぎさん» 3期でドスくんに落ちた人は多いだろうなって見込み、、うふふ。コメントありがとう!あさぎちゃんも早く新作書いてね( (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - ねこ娘さん» ありがとうございます!違和感なく、というのは本当に嬉しいです!読んでいる途中でアレ?ってなると気持ちも冷めてしまいますから気をつけているつもりでした。次作も頑張ります、よろしくお願い致します! (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こめこ | 作成日時:2018年12月22日 19時

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