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「やァ、昨日はありがとう。」


「あ、こんにちは。こちらこそありがとうございました。」


今日は朝から太宰さんに会うことが出来ず、少し残念に思っていた。


んん、?何が残念…?わからないけど。


「うふふ、それにしても君が嫉妬してくれるとは、ね。」


「昨日も言いましたけど嫉妬じゃないですから!」


人の恥ずかしい記憶を掘り起こす、サディスティックなこの人の顔を見ていられなくて目をそらす。


「本当かなァ?」


その声は楽しそうで、覗き込んできた表情もにんまりと歪められていた。


「ほ、ほんとです!大体、付き合ってもないのに、嫉妬なんて、おかしな話だと思いませんか!?」



「思わないよ?」


_なんで、の疑問はまた、投げる前に拾われる。


「だって私がいつも、君にしているもの。…嫉妬。」


「な、…えっ、?っ、意味がわからないです!」


彼の爆弾発言に熱が登る。だってそれじゃ、まるで、私のことが好きだと言ってるみたいじゃないか。
あ、まずい、顔が、と思った時にはもう遅くて、きっと真っ赤だったんだろう。


「例えば、君が事務の仕事仲間と仲良さげに話していたり、楽しそうにランチを食べていたり、



「う、うう、もう言わなくていいです!」


耐えきれなくなることを悟った私はストップをかける。


「ええ、どうしてだい?聞いてくれ給えよ。」


ニコニコする彼に、恥ずかしくなって、両手で顔を覆った。


_黒星がひとつ。

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つじ(プロフ) - 黒糖。さん» お返事遅れました。過去の作品ですが、読んでいただけて本当に嬉しく思います!コメントありがとうございます。 (2021年7月31日 14時) (レス) id: 87b029d90b (このIDを非表示/違反報告)
黒糖。 - これまで見てきた太宰さんの小説上位に食い込みました....!!いつも余裕そうな人が見せる照れ顔って最高に刺さりますよね....←応援してます! (2021年7月26日 17時) (レス) id: e962db8aef (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - カコさん» わわわ、ありがとうございます!嬉しいです!最後まで読んでいただき、感謝です! (2018年7月28日 23時) (レス) id: 349231008c (このIDを非表示/違反報告)
カコ - かわいかったあああ!!もう、やっとくっついたかって感じだった!素敵なお話ありがとうございました! (2018年7月28日 23時) (レス) id: 87181eb08c (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - 長月冬麻さん» わー!ありがとうございます、明日の朝と言っていたのですが、明日の夜になりそうです…頑張ります、ありがとうございます!最後の一言は殺し文句ですよ、無事禿げました、ありがとうございます!、 (2018年7月27日 23時) (レス) id: 0632503f0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こめこ | 作成日時:2018年7月15日 20時

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