喧嘩してみた※シリア様リクエスト ページ8
YUMA
『ゆーまなんてもう知らない、勝手にすればいいじゃん』
「お前だって勝手にしろ」
私は家を出た。ゆーまとこんなに喧嘩をしたのは初めてだった。
私は行く宛もなく近くの公園へ向かった。ブランコに座り、少し漕いでみる。知らぬ間にため息が漏れた。『こんな筈じゃなかったんだけどなぁ…』と呟いてみる。でもこれは元々私が悪いと自覚している。喧嘩の理由は、貴女が楽しみにしていたケーキを彼が食べてしまったのだ。
普段なら笑って許していたけれど、今日はお互いにイライラしていた二人。
私が最初にキレてしまったのだ。もう夜遅く、街灯がついたりきえたりしていて妙に怖かった。
すると、人影がこっちに近付いてきた。その人影の正体は、おじさんだった。
「ねぇ、お姉さん、こんな夜遅くにどうしたの？彼氏にフラれたの？」
『…喧嘩しちゃいました』普段ならこんな人、目も合わせないけれど今はなぜか答えてしまった。すると、「俺が忘れさせてあげる」と手を引いてきた。私は抵抗する力も湧かず、されるがままに。するとどこか聞き慣れた声が。
「ねぇA、何してんの」
声の持ち主の方に振り返る。するとタバコを吸っているゆーまの姿が。おじさんの方を見ると、「なんなんだよ」と舌打ちし、去っていった。『なに』と彼の方をむくと、彼は近付いてくる。目の前に来ると、「お前馬鹿じゃねーの？」と心底腹が立つ、という顔で見つめてくる。『なんでこんな所にいんの』と睨むと「頭冷やしに来た」と言う彼。
少し沈黙が続くと彼は「…ケーキ食ってごめん。今度俺が奢るから。」と真剣な眼差しで貴女を見つめる。
その姿に貴女は私こそごめん、と言わずにはいられないでしょう。
SHIRAHAN
『しらはんなんてもう知らない！！』
「俺だってAのことなんてもうしらねーわ」
泣き出しそうになるのを堪えてい自分の部屋に飛び込み、鍵を閉める。
なんで喧嘩なんてしちゃったんだろう。
そう考えながらベッドに飛び込む。するとスマホが鳴り出した。誰かと思えばそこには彼のメッセージ。開いてみると、「ごめん」の3文字が。
部屋を出て、彼の部屋へ向かう。ドアをノックすると、すぐに彼が出てくる。『私こそごめん…』と言うと抱き締められる。「良かった、嫌われたかと思った…」いつもより力は強かったけど、それくらいが今は丁度いい。
ブリブラは次です！！
期待外れだったらごめんなさい…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
独楽(プロフ) - 紅さん» 本当ですか…！！とても嬉しいです、励みになります！！頑張ります！ありがとうございます！！ (2019年9月20日 22時) (
レス) id: 64d67dc4e5 (このIDを非表示/違反報告)
独楽(プロフ) - くまおさん» ありがとうございます！！遅れてすみません！順番に書かせて頂きますね！ (2019年9月20日 22時) (レス) id: 64d67dc4e5 (このIDを非表示/違反報告)
独楽(プロフ) - Ｍさん» 遅れてすみません…！！わかりました！！ありがとうございます！ (2019年9月20日 22時) (レス) id: 64d67dc4e5 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 小説拝見させて頂きました。ほんっとに最高でした(*´∇｀*)これからも頑張ってください。楽しみにお待ちしております！ (2019年8月26日 20時) (レス) id: 99c9c0b603 (このIDを非表示/違反報告)
くまお - リクエストです。SLHのほっぺをぷにぷにしてください。いつも応援しています。頑張ってください。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: e750fa33c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：独楽 | 作成日時：2019年8月1日 9時
