桜が咲く頃……

さくら1 ページ1

2015年春、、




医者から白血病という病気だと言われた。







もって、、あと1年









大切な人なんかいないからなんとも思いもしなかった









最近までは、、、、








大切な人の名前は岩橋玄樹。









彼は、免疫の機能が普通の人より弱いみたいで









最近同室になった……









毎日毎日、私に笑顔で話しかけてきた。









最初はめんどくさくて適当に返事してたけど









ついこの間彼の温かさを知った……









あ:おはよ〜
体調はどう？









玄:今日はちょっとダメかな
気分悪くて、、









なんて、困った顔をする彼も愛おしいと思ってしまう。








玄:琴音は大丈夫？
苦しくない？







玄樹には私は心臓が弱いってことにしてある。









言えないよ、、余命1年なんて









あ:ゴホッ…ゴホッ！！
だっ、、大丈夫









玄:良かった！
そのニット帽可愛いね！









あ:これは、オシャレ笑
中々外出れないからさ。









玄:僕もオシャレしよーかな？
てか、桜綺麗だね〜









あ:ここの桜は特別綺麗だって先生が言ってた









玄:来年も一緒にみよーね！
約束だよ( ´ ▽ ` )ﾉ








あ:うん、、
約束……









また増えちゃった……。









守れない約束が、、、









あ:見れたらいーね！

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