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1年間断ち切ることが出来なかった彼への想いが洪水のように溢れ出し、言葉が止まらなくなった
「…今だって、本当は彼女いるんでしょ？
部屋を見ればわかるのに、馬鹿な私なら気が付かないとでも思ったの？？！」
人を傷付けるような言葉を口にするのはなんて簡単なんだろう
埋まらぬ距離を縮める事はあんなにも難しいと言うのに
「………言いたいのは…それだけ？…A。」
息継ぎをするのも忘れるくらいに、自分の感情を剥き出しにして彼を責め立てていたのに
彼は全て受け止めてくれているような優しい笑顔で私を見つめていた
どうして・・・そんなに余裕があるのか・・
堪らなく悔しくなったのと同時に、何をどう言おうと変わらない彼への想いに思わず涙が込み上げる
「……それだけです。
もう、言い残したことはありません。」
今更言い過ぎてごめんなんて、言えるわけが無い
後に引けない罪悪感が胸を締め付け、彼の顔を見ることが出来ない
「…そっか。なら良かったよ。
でもね？Aと別れた後、俺は誰とも付き合ったりしてないよ。
それは信じて欲しいかな。」
以前から、彼は嘘を付いたりはしなかった
それに噂を聞いただけで実際彼が彼女を連れているのを見たわけでは無い
だけど、相手はあのバレーボール界史上最高のイケメンであって…信じるのは難しい
女性が好みそうな小物が置かれたテーブルに視線を向けると
彼は何を思ったのか急に笑い出し、私の体を抱き締めた
「…A、もしかしてこの家のインテリアを見て、俺に彼女いると思ったの？？」
「…えっ…まあ…そうですけど…」
私の耳元に軽く息をかけるように笑った彼は、その後頬にキスをした
「…わからないの？？
このインテリア、全部Aが好きそうな物を集めて置いてあるんだよ？？
いつか、こうしてAを家に呼ぶ為に揃えておいたんだ。」
抱き締められたまま、彼の肩越しにもう一度部屋を見渡すと
確かに前に私が好きだと言っていたキャラクターの人形が置かれていたり、私が好きな色をした可愛らしい小物が並べられている
一番驚いたのは、最近ハマり始めたアニメのキャラクターグッズや、東京に来てから良く買うようになった女性向けブランドのモチーフが置かれていた事だった
岩ちゃんにしか言っていなかったはずなのに、なぜ及川さんがそれを知っているのか・・
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ルーナ - すごくいい話でした。及川さんマジカッコイイ〜! (2017年5月20日 20時) (
レス) id: cc80c3096f (このIDを非表示/違反報告)
fantakirai(プロフ) - もう、マジ尊敬します。絵も上手くて、内容も素晴らしくて…憧れますね！！完結お疲れ様でした！！漫画に出来るくらい凄い作品だと思いましたァァァ！！！！ (2017年2月5日 23時) (レス) id: 9982731846 (このIDを非表示/違反報告)
Florenzia - 素晴らしいです! ヤンデレ感が最高でした。 絵が美しすぎて…漫画化して欲しいヽ(；▽；)ノ (2016年8月13日 23時) (レス) id: cc4291c704 (このIDを非表示/違反報告)
月世 - ヤンデレが大好きなので(特に及川たん)とっても良かったです!!!次回作も、読みます！ (2015年12月29日 21時) (レス) id: 0439949b3a (このIDを非表示/違反報告)
ほの - この作品はやっぱり好き･･･!!何回も見ちゃう。 (2015年12月20日 10時) (レス) id: 678d7ca983 (このIDを非表示/違反報告)
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