検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:317,221 hit

7 ページ16






「……A、好き…

…本当に大好きだよ…ね、俺の名前呼んで?」








顔を抑え付けられ
見つめあったままの状態で唇を重ね合わせると

乱暴に口の中を掻き回す彼のねっとりとした生暖かな体温に支配され、頭が痺れていく






「…目、閉じないの??
でも、俺を見るその目…凄い興奮する…」




目を瞑ったら彼が次に何をするのかがわからなくなってしまうから、怖くて閉じることができなかった





息を乱し、自分のネクタイを緩める彼の姿は、色っぽく美しい


こんな状況でなければ、きっとそんな彼に見惚れていただろう





だけど、私は
なぜネクタイを緩めたのか・・
これから何をされるのか・・
そんな事ばかりを考えていた









「…優しくしてあげるから…大人しくしてるんだよ…?」








彼は熱を感じさせない、人形のような笑顔で柔かに笑うと
私のワイシャツのボタンに骨張った長い指を掛けていく





「…及川さん…まさか…ここで?」






私の必死の問い掛けに、彼は返事をすることは無く
代わりに、ニコッと優美に微笑んだ







「…このまま此処で俺といやらしい事してたら、岩ちゃんが来ちゃうかもね…?」







細い割に筋肉質な彼の力は想像以上に強く、本気で抵抗してもビクともしない



あっという間にワイシャツのボタンを外され、恥ずかしさで紅潮した肌が露出した






「…やだぁ…見ないでっ…及川さんっ…見ちゃイヤだよっ…!」







こんな、誰が来るかもわからない公共の場所で肌を晒すだなんて、死にたくなるほどの羞恥心が私を襲う







「…あのさぁ…
そんな可愛い声出して…俺を煽ってんの?
焦らしてあげようと思ってたけど、そんな反応されたら俺の方が我慢できなそう…」








吐息混じりの掠れた甘い声を耳元で囁かせると
彼はそのまま首筋や鎖骨に唇を這わせ、手の平で優しく太腿を撫でていく

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (537 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
736人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルーナ - すごくいい話でした。及川さんマジカッコイイ〜! (2017年5月20日 20時) (レス) id: cc80c3096f (このIDを非表示/違反報告)
fantakirai(プロフ) - もう、マジ尊敬します。絵も上手くて、内容も素晴らしくて…憧れますね!!完結お疲れ様でした!!漫画に出来るくらい凄い作品だと思いましたァァァ!!!! (2017年2月5日 23時) (レス) id: 9982731846 (このIDを非表示/違反報告)
Florenzia - 素晴らしいです! ヤンデレ感が最高でした。 絵が美しすぎて…漫画化して欲しいヽ(;▽;)ノ (2016年8月13日 23時) (レス) id: cc4291c704 (このIDを非表示/違反報告)
月世 - ヤンデレが大好きなので(特に及川たん)とっても良かったです!!!次回作も、読みます! (2015年12月29日 21時) (レス) id: 0439949b3a (このIDを非表示/違反報告)
ほの - この作品はやっぱり好き・・・!!何回も見ちゃう。 (2015年12月20日 10時) (レス) id: 678d7ca983 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月廻 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年9月20日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。