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＊
「…んっ…おいか…わ…さっ…」
一度重ね合わせた唇は離れることなく
徐々に濃密なものへ姿を変えて行き
二人の息使いは乱れて荒くなる
「…A…もっと舌出して…」
初めてするキスがこんなに濃いものになるなんて、正直思いもしなかった
息を吸うことさえままならない私は、むせ返りそうになりながらも彼の甘い催促に従順に従う
「…んんっ…ケホッ…ケホッ…」
余りにも口内の奥まで舐められたものだから、驚いた拍子についにむせてしまった
「…ははっ…可愛いね
そうやって、夢中に俺を求めてくれて嬉しい……本当嬉しいよ…」
唇から離れた彼は、一息付く間も無く私の首筋に唇を這わし
時折強く吸い付いて私の反応を楽しんでいるようだった
「……俺、我慢出来ない…。
A…が…欲しい…」
彼の言葉の意味がわからない訳ではなかったけれど
まさかこんな場所でする気なのか？
と急に怖くなり、咄嗟に彼の手を強く跳ね除けると
彼は熱っぽい瞳で私をジッとみつめている
「だっ…だめだよ…
だって、岩ちゃんがまた探しにくるかもしれないしっ…」
特に意味を持って発した言葉ではなかった
いつも岩ちゃんは彼を探していたし、居場所を知られている・・
だからいつまたここに来てもおかしくはないはず
「………………。」
私の言葉に、及川さんは目を細め黙り込んだ
「…あ、ごめんっ…別に岩ちゃんだけじゃなくて、他の誰がここに来るかわからないから…」
何か、様子が・・・
おかしい・・？
「…岩ちゃん、岩ちゃんってさぁ…
今、誰と一緒にいるんだっけ？俺だよなぁ？」
さっきまでの甘い声とは打って変わって
低くて、怒ってるような声
まただ・・
と背筋が冷たくなっていくのを感じた
彼は私の手首を強く握り、壁際に追い詰めると再び唇を重ね合わせる
さっきよりも強引で、噛み付くような乱暴なキスに、私は必死に抵抗してみせた
「…何お前、抵抗すんの？
俺を怒らせておいてそんな態度とるなんて…余りにも生意気じゃない？」
�爐�仕置きしてやるよ��
耳元でボソっと囁くと
そのまま私の手を引っ張り、誰も居ない教室を後にする及川さんの背中は、まるで知らない人のようだった・・
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ルーナ - すごくいい話でした。及川さんマジカッコイイ〜! (2017年5月20日 20時) (
レス) id: cc80c3096f (このIDを非表示/違反報告)
fantakirai(プロフ) - もう、マジ尊敬します。絵も上手くて、内容も素晴らしくて…憧れますね！！完結お疲れ様でした！！漫画に出来るくらい凄い作品だと思いましたァァァ！！！！ (2017年2月5日 23時) (レス) id: 9982731846 (このIDを非表示/違反報告)
Florenzia - 素晴らしいです! ヤンデレ感が最高でした。 絵が美しすぎて…漫画化して欲しいヽ(；▽；)ノ (2016年8月13日 23時) (レス) id: cc4291c704 (このIDを非表示/違反報告)
月世 - ヤンデレが大好きなので(特に及川たん)とっても良かったです!!!次回作も、読みます！ (2015年12月29日 21時) (レス) id: 0439949b3a (このIDを非表示/違反報告)
ほの - この作品はやっぱり好き･･･!!何回も見ちゃう。 (2015年12月20日 10時) (レス) id: 678d7ca983 (このIDを非表示/違反報告)
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