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屋上に着けば昨日とは違って車椅子に座りながら遠くを見つめる彼女がそこにいた。
風になびく髪がまた綺麗で柔らかそうで太陽に当たる白い肌は透き通ってて今にも消えそうな感じ。
健人「あ、」
「あ、やっときた！」
俺の声に気づいてすぐに振り向いて嬉しそうにする。
「来てくれたんですね！もしかしてもう帰ちゃったのかとおもった。」
車椅子を自力で押しながらそう話す。
ホントにこの子俺のこと知らないんだな。
健人「約束は、守らないと。」
「ふふ、優しいんですね。お名前なんて言うんですか？」
健人「中島です。」
「中島さん？」
健人「君は？」
「さくらです。」
健人「さくらちゃん。」
「はい。」
ニッコリ頷く彼女。
さくら「17歳。中島さんは？」
健人「もうすぐ、24。」
さくら「え？！おもったより年上！もっと年齢近いとおもってた！」
健人「あはは。昨日会った時もそう言われて実は内心嬉しかったんだ。」
さくら「そうなんだ。じゃあ中島さん東京で働いてるの？」
健人「ん、うんまぁ普段はね。よく、あちこち飛び回るけど。」
さくら「じゃあ、忙しいんだ。」
健人「うん、それが、倒れた原因かな。」
さくら「へぇそっか。」
健人「って言うか、いつの間にかタメ口だね。笑」
さくら「え？！ごめんなさい！なんか、つい。」
健人「いや、いいよ。」
さくら「普段、おじいちゃんとおばあちゃんとばっかり話してるからかな。中島さんとの年齢差が全然感じなくて。」
健人「ここには君と同じくらいの子はいないの？」
さくら「うん。田舎だからかな、私以外の高校生はみんな元気なの。」
屋上の下に目をやる。俺も続いて見ると高校生の制服を着た集団が楽しそうに通って行く。
さくら「私も元気だったら、あの子たちと一緒にここを素通りしてたのかも。」
健人「、、、、」
さくら「あ、でもね？みんないい人たちだよ！優しいし！色々教えてくれるし。」
健人「そっか。」
さくら「でも、やっぱり年の近い友達が欲しくて、、昨日みて思わず声かけちゃったんだ。今かけないと一生後悔する！っておもって。」
健人「あはは、何それ。笑」
さくら「でも、声かけてよかった。中島さんと知り合えたから。」
健人「俺で、、よかったの？」
さくら「うん、ホントに帰っちゃうの？今日。」
健人「うん。」
さくら「そっか、」
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優月 - 一途を読み始めてからkomarinaさんの作品一気に読んじゃいました！君と見た空もまた更新してくれるかなー？と思っていたら、まさかのももかちゃん編で急いで戻ってきました。めっちゃ嬉しいです笑頑張ってください！ (2019年2月7日 7時) (
レス) id: 09e4b892c8 (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - みのちゃんさん» わー！みのちゃんさん！いつもコメントありがとうございます！嬉しいです！頑張ります！ (2018年2月25日 23時) (レス) id: 1414de1e1f (このIDを非表示/違反報告)
みのちゃん - こんばんわ！一途もお嬢様も読んでます！ケンティー！いいですね！まだ、始まったばかりだけど、ドキドキしてます。これからも更新頑張ってくださいね！一途もお嬢様も読みますからね！ (2018年2月24日 20時) (レス) id: 466f1db944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：komarina | 作成日時：2018年2月24日 11時
