一途で何が悪い【So.M】

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Aside

神田「あれ？A？もしもーし」

A「、、、、、、、、、あっ」


固まってた。

電話越しに言われた言葉があまりにも衝撃的すぎて。

A「えっと、今なんて、」

神田「だから、夢だった松島聡君に会えるのよ。」


やっぱり。聞き間違いなんかじゃない。

次第に大きくなる心臓の鼓動。

夢なんじゃないの、きっとそうだよ。

右の頰をぎゅっとつねってみる。

A「痛い、、」

神田「夢じゃないわよ。」

A「マジですか、」

神田「うん、マジ。」

A「ドッキリとかじゃなく？」

神田「そんなのしてどうすんのよ。」

ちょっと呆れたように笑う神田さん。

A「そう、ですか。」

神田「あれ、意外と冷静ね。もっと飛んで喜ぶかと思ったのに。」

A「いや、喜びより驚きの方が大きくて、、」

今はとにかくこの状況を受け入れるので精一杯。


神田「来週から撮影があるからそのときに会えるわよ。」

A「わかりました。」

神田「じゃあ、また連絡するから。」

A「はい、、」

神田「おやすみー」

A「おやすみなさい。」


プツッと電話の切れる音。



A「来週、、、か、」



携帯を手にしたまま姿見の前に立つ。


A「覚えてるわけ、、ないよね。」

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