036 聡side ページ8
聡side
夕食の後、勉強中のAに紅茶を渡しにいったら、ちょっと聞いてなんて言われてベッドの上に座らされる。
なにを話し出すのかと思えば、マリウス葉にダンスパーティーに誘われたのこと。聞きたくない名前に痛む胸と俺には一生できないAをパーティーでエスコートできるのが羨ましくて、嫉妬で狂いそうになる。
聡「そう、ですか。」
A「うん。」
でも、確かAって、、
聡「でも、お嬢様、、踊れませんよね？」
そう。Aの唯一の苦手分野は社交ダンス。
子供の頃から頑張り屋だから礼法とか、着付けとか
お嬢様が知ってなくちゃいけないものはほとんどほぼ完璧にこなせる様になったけどリズム感の無さは天性でダンスだけは一向に上達しなかった。
A「そうなんだよ。でも今更取り下げられないっていうか、、そもそも実は踊れませんなんてあの学校じゃ恥ずかしくて言えないよ、、」
聡「でも大学生だから、参加不可能なんじゃ。」
A「それが今年から出られるんだって。」
A「高校の時は生徒会に入ったから運のいいことに主催者側の手伝いをすればよかったんだけど、、、」
ベッドの方を向いて椅子にもたれながらどうしようと大きな溜息をつくA。
ちょっと眉毛が下がってて瞳が潤んでるこの顔はAが本当に困ってる時の顔。
執事としてこんな顔をほっとくのはいけないよな。
こんな顔も愛おしくてたまらないけど。
聡「じゃあ、僕が力になりますよ。」
A「え？」
聡「一緒にダンス、勉強しましょう。」
じっと俺の顔を見つめた後、徐々に口角が緩んでくる。
A「ほんと？！」
こういうところ、ほんと子供っぽい。
聡「はい」
俺ちゃんと笑えてるかな。
他の男のためにAを助けるのは正直嫌だけど、Aの困ってる顔をほっときたくない。
聡「今日から。」
ドアからノックの音がする。
「お嬢様、入浴のお時間です。」
聡 「ご入浴が終わった後で。」
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peach - 毎回次への展開がどうなるドキドキしながら読んでいます！勝手ながら応援させていただいてますので、更新頑張ってください！ (2018年12月26日 18時) (
レス) id: a2312966b8 (このIDを非表示/違反報告)
nwseezwsst(プロフ) - ssseeeです！ユーザー名変えました！占ツクがあることを初めて知った時に見た作品がこの「お嬢様のお気に入り」でした！更新するの、難しいと思いま氏が、これからも頑張ってくださいね♪ (2018年8月2日 14時) (レス) id: 1497ba72fc (このIDを非表示/違反報告)
ssseee - �，�ら見させていただいてます！更新停止が見えた時は、どうしたのか焦ったほどです。この作品は本当に大好きなので、これからも更新頑張ってください！いつまでも待ってますので！暑い日が続いてますね。体調、大丈夫でしょうか？ (2018年7月26日 14時) (レス) id: 1497ba72fc (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - arryさん» いつもありがとうございます！次回もお楽しみに！ (2018年7月25日 14時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - みのさん» お待たせいたしました！やっと数話更新させていただきました。ぜひ読んでくださると嬉しいです。 (2018年7月25日 14時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：komarina | 作成日時：2018年1月4日 5時
