066 紗奈side "バレンタイン"終わり ページ40
紗奈side
紗奈「はぁ。」
厨房のカウンターに座り、ラッピングしたチョコレートを見つめる。
結局、渡せなかった。
と言うか、みてはいけないところを見てしまった。
お嬢様の表情、聡さんのあんな弱々しい声も全部見たことなんか無かった。
ほんと、何してんだろ。バカみたいじゃん、私。
こんなの作らなきゃ気づかなくて済んだのに。
紗奈「、、捨てよ。」
席を立ってゴミ箱に持っていく。
風磨「おい、待てよ。」
急にチョコレートを持っていた右腕を掴まれて声がする方を見上げると私を見下ろす風磨さんが。
紗奈「っ、いつからいたんですか、、」
風磨「、、食いもん無駄に済んなよ、」
私の手からチョコレートをスッととる。
紗奈「、ちょっ、何するんですか、」
風磨「誰にあげようとしたか知らねえけどさ、チョコレートに罪はねぇだろ。」
罪はないって、そりゃそうだけどさ。
紗奈「だって、もう誰にあげるわけでもありませんし、、」
風磨「ふーん、じゃ、俺がもらうわ。」
紗奈「は？」
ラッピングを開けてチョコレートを１つ口に入れる。
風磨「、、、、、、」
何だよその反応。
賺さず私も彼の手から奪って１つとる。
紗奈「うわ、、、にっが、、」
何これ、まず。。
レシピちゃんと読んだはずなのに、、、
何だ、こんなまずいんだったら、逆にあげなくてよかったじゃん。
紗奈「あはは、、」
風磨「え、何、」
紗奈「、、こんな不味いの渡したところで誰も受け取ってくれませんよね。」
そう、自分の心に言いつける。
チョコが不味かったから渡さなくて正解。
別に、聡さんの気持ちに気づいたからじゃない。
あの時、聡さんをあんな顔にさせたお嬢様に怖気づいたからじゃない。
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peach - 毎回次への展開がどうなるドキドキしながら読んでいます！勝手ながら応援させていただいてますので、更新頑張ってください！ (2018年12月26日 18時) (
レス) id: a2312966b8 (このIDを非表示/違反報告)
nwseezwsst(プロフ) - ssseeeです！ユーザー名変えました！占ツクがあることを初めて知った時に見た作品がこの「お嬢様のお気に入り」でした！更新するの、難しいと思いま氏が、これからも頑張ってくださいね♪ (2018年8月2日 14時) (レス) id: 1497ba72fc (このIDを非表示/違反報告)
ssseee - �，�ら見させていただいてます！更新停止が見えた時は、どうしたのか焦ったほどです。この作品は本当に大好きなので、これからも更新頑張ってください！いつまでも待ってますので！暑い日が続いてますね。体調、大丈夫でしょうか？ (2018年7月26日 14時) (レス) id: 1497ba72fc (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - arryさん» いつもありがとうございます！次回もお楽しみに！ (2018年7月25日 14時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - みのさん» お待たせいたしました！やっと数話更新させていただきました。ぜひ読んでくださると嬉しいです。 (2018年7月25日 14時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：komarina | 作成日時：2018年1月4日 5時
