婚約破棄されたので、幹部したいと思います【d!】 (ページ18)

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某日

うぅ寒い

朝起きたら体がだるい

気持ちのせいだろうと軍服に着替える

『ｹﾞﾎｹﾞﾎ、はあはあ』
鼻が詰まっており息がしずらい、しかも頭が痛い為視界がボヤッとする

仕事場に着いた

『おはようとんち』

tn「おはよう...って声枯れとらんか？」

『気のせいやない？』
デスクに座る、何とか書類を半分終わらせ、昼休憩に入ろうとした

tn「Aやっぱ、何かおかしいんちゃう？」

『だいじょうぶ、だいじょうぶ』
弱々しい声で言い残し、2,3步歩くと...

バタッ

tn「Aっ！A!!」

とんちの呼ぶ声が聞こえ、抱き抱えられたような気がした

『とんち.......ぐるしい』

焦る彼の声を聞き、意識が無くなった

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医務室

tn「ぺ神!!Aが!!」
トントンのとても焦った声

sn「どうしたの？」

tn「急に倒れてそれで...」
彼にしては珍しく、今にも泣きそうだ

sn「とりあえず診るからおろしてあげて」

浅い呼吸、苦しそうな顔いかにも病気の顔だ

ﾋﾟﾋﾟｯ

sn「38,6うわー凄いね」

こんなに酷いのに気付かないはずがない

sn「トントン最後いつ寝た？」

tn「５日前位？」
最近忙しく、Aも6日前から寝ておらず今日3時間睡眠をしていた

sn「誰の書類してたの？」

tn「ゾムとシャオロンと大先生と...後は誰やっけ？」

sn「寝ないと掘るって言ったよね？」

tn「はい...」

sn「トントンも寝なさい、俺は今からその3人に説教してくるから」

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tnsaid

眠れない、Aは大丈夫なのだろうか

『うう、う～ん』
苦しそうな声が聞こえる

tn「A大丈夫か？」

『とんちこっちきて』
呼ばれるがままにベッドに近寄る

『つらいたすけて』
幼児退化してしまっている、普段あんまり弱い所を見せないので、頼られて嬉しい感じがする

tn「よう頑張ったな休んでええよ」
そういって頭を撫でると満足そうに笑う
はえ～尊い

tn「ごめんな俺も寝なきゃ怒られるんよ」
掘られるのは嫌なのでベッドに戻ろうとする

ぎゅっと袖を掴まれた

『いやや、いかんとって』
涙声で言われ、顔が真っ赤になる
これは本格的に可愛い

そう思いつつ眠くなり、遂に俺は意識を手放した