婚約破棄されたので、幹部したいと思います【d!】 (ページ13)

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居づらい

めっちゃ居づらい

ただ紅茶を飲んでいるだけなのに、ここまで辛いことなんて、学校を卒業してから無かった

きっと何が起こってるか分からない読者さんの為にこのAが説明しよう

兄からお茶会に誘われる
ついて行ったら総統室
用事があると、兄退出
グルッペンさんと2人きり←今ここ

あんの...嵌めやがったな(-'д-)

gr「何の紅茶が好きだ？」

『え！？えっと...リ○トンのが...』

gr「そう言うことじゃ無くてだな、品種だ」

『ア、アールグレイです』

gr「分かった、お菓子はスコーンで良いな？」

『はい、お願いいたします』
うっわぁー何喋ったら良いか判んない(;゜゜)

用意された紅茶を飲む、食器が触れあう音しか聴こえない

gr「そういえば、何か好きな物は無いのか」

『ひゃい!?えっと好きな物ですか？』
いきなり過ぎてびっくりしてしまった
グルッペンさんは「ひゃいって...」とクスクス笑って居る

『そうですね...読書とか、剣術とかチェスとかも好きですね』

gr「ほう、どんな本を読むんだ？」
目の奥がキラリと光った、本が好きなのかな？

『具体的に言うと○○って言う本とか...』
前回、エーミールさんに言った本を言う

gr「本当か!?あの本に興味を持つとは.....
素晴らしい本だと思わないか!!俺も大好きなんだ!!」
先ほどとは打って変わり少年のようなグルッペンさん、きらきらした目であれが凄いとか、割と溶けてる語彙で噛みながら喋ってる

どうしても面白く

『ふふっw』
つい笑ってしまう、グルッペンさんがこっちを見てびっくりした顔をしている。
もしかして失礼だったか!?

彼の口から出てきたのはそんな予想に反する言葉だった

gr「わ、笑った....」

『？』

gr「いや、いつも面白く無さそうな笑い方のもんでな...」

『そうでしたか？すいません』
いつもの調子に戻って言う

gr「戻ったな.....」
ちょっとしゅんとして言うそして

gr「トン氏やオスマンの前だと普通に笑うのに何で笑わないんだ？狡いぞ、あと、グルッペンさんは落ち着かんからぐるさんとでも読んでくれ、敬語も無しだ」

ちょっと拗ねた様に言い終わる

なんだろうこの変わりよう、かわいいというかギャップ萌えと言うか...

『はい、分かりま...分かったぐるさん』

そう言うとぱぁぁと効果音が着きそうなグルッペンくん(5才)のような顔になり、もっきゅもっきゅとスコーンを食べていた