後ろの正面だーれ？

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【過去】


るわの家は、普通の家だった。
親はいたが、ほとんど家にいなかった。海外での仕事が多かったからだ。
家にいるのはるわと姉の「るな」だけだった。
るわはるなが大好きだった。どんな時も、ピョコピョコるなについて歩いた。
親は年に数回は帰ってきていた。幸せの＿＿＿＿＿＿＿＿はずだった。
両親が海外で殺された。ひき逃げだったそうだ。
るなが１４，るわが９の時だった。姉妹はそろって泣いた。


るなは、ネットで活動を始めた。少しずつ、有名になっていった。
るわはそれをサポートしていた。るわの親友、れなも手伝っていた。
ある日、るなに暗稚がわいた。るわとれなは怒っていた。でもるなは気にしなかった。
るわとれなは反対したが、るなはそのまま活動をつづけていた。
暗稚は、、、、、、増えていった。被害もだんだん大きくなってきた。
悪口、暴言、偽装暴露。
いつしかるなは孤独を好み、ある時自ら命を絶ちで亡き人になった。
二人が１０の時だった。るわは泣いた。
「どうしてお姉ちゃんが、、、！」ずっとそう言い続けた。
れなも泣いていた。でも、ずっとるわに寄り添っていた。


れなも、ネットでの活動をしだした。
るわは過激に反対した。でも、れなはその反対を押し切り、活動を始めた。
活動をはじめ、いやな当然だが、暗稚がわく。
れなはそれと戦った。1年半、戦った末、、、、、、
命を絶った。るわは涙が出てこなかった。絶望と悲しみ、怒りがわいた。


生まれつき特殊な色の髪と目をしているるわは学校では「怪物」扱い。
いじめられて、一人ぼっちだった。
“いつも”家にいたるなはもういない。親友だったれなだってもういない。
るわは、本当に独り(孤独)になってしまったのだ。
そして、解離性同一性障害になっていしまった。
心が空っぽになったるわは、ネットで活動をしてみることにした。
るなとれなに来た暗稚を許せなかった。
特定し、メッセージを送り、討論。
これを姉と親友の暗稚全員に繰り返した。
けれど、それはもう一人の「るわ」がしていたこと。
自分がやっていることはわかっている。
けれど、本当のるわは、メッセージを送った記憶がない。
そんなことばかりを繰り返す毎日。
そんなあるとき、「与栄団」からメッセージが来る。

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