2-14-1 ページ33
in オンボロ寮･監督生の部屋
監督生 side
グ「うぅ〜ん…ムニャムニャ…見たかぁ…？
オレ様のスーパーシュートを…」
『グリムの寝言で目が覚めちゃった…
少し夜風にあたりに行こうかな。』
in オンボロ寮･入り口
『ん〜…だいぶ空気が冷たくなってきたなぁ…』
ガサガサッ
？「…ん？そこにいるのは誰だ？」
『うわっ？！ゆ、幽霊？！』
？「これは驚いた。お前、人の子か」
『(この人、頭に角がある…)』
？「お前、ここに住んでいるのか？
この館はもう長いこと廃墟だったはず。
独りで静かに過ごせる僕だけの場所として気に入っていたのだがな…」
『僕はこの寮の監督生です。
えーっと、あなたは誰ですか…？』
？「誰って…僕のことを知らないのか？本当に？」
『は、はい。』
？「…ふぅん、そうか。それはそれは…珍しいな。」
『それで、改めてあなたは誰ですか？』
？「僕は…いや、やめておこう。」
『え？』
？「聞かない方がお前のためだ。
知ってしまえば、肌に霜が降りる心地がするだろう。
世間知らずひ免じて、好きな名前で呼ぶことを許す。
いずれ、それが後悔に変わるかもしれないが…」
『(この学園、変人ばっかりだな。)』
？「ふぅ…それにしても…人が住み着いてしまったと
いうことは、もうこの廃墟は廃墟ではない…残念だ…
また次の夜の散歩用の廃墟を探さなくては。
では、僕はこれで。」
フワッ…！
『消えた…？！あの人は誰だったんだろう…？』
in サバナクロー寮･レオナの部屋
No side
ラ「レオナさん、お疲れ様ッス。
お夜食持ってきたッスよ〜
…ついでに一仕事こなしてきたッス。」
レ「あぁ。お前は気が利くな、ラギー。」
ラ「そりゃもう！
レオナさんのためならお安い御用ッス！」
レ「はっ！よく言うぜ。
自分のためにやってんだろ？お前は。」
ラ「…やだなぁ、レオナさん。
オレたちのため…ッスよ。
世界をひっくり返してやりたいのはみんな一緒ッス。
伝説の百獣の王と手を組んだハイエナだって、自分
たちの境遇をひっくり返すために百獣の王に従った…
オレも同じことしてるだけッスよ。」
レ「ふん。なら、“狩り”は慎重にやれ。
証拠を残すなよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(名前)(プロフ) - てえてえ。さん» はわわわ…！なんて嬉しいお言葉…！応援もありがとうございます！更新も頑張りますね！ (2021年7月25日 23時) (
レス) id: efd7538da1 (このIDを非表示/違反報告)
てえてえ。 - この作品ホントに大好きです！更新頑張ってください！ (2021年7月25日 20時) (レス) id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：力持ちクマさん(っ´ω`c) | 作成日時：2021年7月19日 7時
