薄花色の夢【ONEPIECE】 (ページ6)

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5話〜知ってるか？〜ページ6

翌日ルフィさん達はこの島を探検すると言って出ていった。
ナミさんは久々のショッピング、ウソップさんは雑貨屋や資材屋に買い出しだと言っていた。
そしてゾロさんはと言うと、私の後ろで昼寝と言って寝ている。

(寝るなら布団で寝ればいいのに…)

そう思いながらも私も私で作業を進める。
昨日も徹夜で作業しようとしたのだが、ナミさんに止められてしまった。

『今からそんな無茶な事をしたら後々肌がボロボロになるわよ』

って。
なんとなくわかっていたがナミさんは結構世話焼きだ(出会ってまだ2日目だが)。
昨日の晩御飯の時も朝食の時も食べる量が少ないだとか野菜をもっと食べたほうがいいとか…
お母さんが帰ってきたみたいで少し落ち着かなかった。

「はぁ…」

ため息ひとつ着く。
さっきから集中できていない。
作業が進まない。
自分から止めておいてなんだがさっさと島から、いや村から追い出せば良かった。
人がいると気が抜けない。

「おい、お前…」

不意に声を掛けられる。
声の正体はさっきまで寝ていたゾロさんだった。

「え、あ…起きてたんですね…
びっくりした」

「お前、海賊潰しのこと知ってるか？」