薄花色の夢【ONEPIECE】 (ページ4)

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3話〜泊まりませんか？〜ページ4

「そうですよ？」

女の子はなんの躊躇いもなく、さも当然の様に言った。
他に誰が居るんだと言うように。

「失礼だけど、年齢は？」

「16歳ですが…」

またもや驚きだ。
数年前から新聞に載ったりしていたからか自分よりかは上かと思っていた。
まさか自分より2歳も下だったとは。

「16歳って…ご両親はこのアトリエの事知ってるの？」

「さぁ、どうなんでしょう？
私1人なので」

え…とその場が固まった。

「7年前に亡くなったので」

家を改装したのがこのアトリエだそうだ。

「それより、どういたしますか？
絵の購入」

あ、忘れてた、と呟く。

「暫くこの島に滞在するなら急がなくても大丈夫ですよ。
新作もそろそろ上がりますし、それも含め考えてみてはいかがでしょう」

「この中から選ぶの難しならまたでいいんじゃねぇか？
もう遅いし、ゾロも待ってるしよ。
今日は宿でも探そうぜ」

「その前に飯だ飯！」

さっきからお腹が減ったと騒いでいるルフィに煩いと拳骨を喰らわせる。

「良ければですが、私の家に泊まりませんか？
部屋も余っていますし」

宿よりお金もかからないと思いますよ、そう言った。

「飯もでるか！？」

「勿論、３食ベッド付き
お金はいただきません、どうですか？」

「「お世話になります！！」」

ウソップと2人で頭を下げた。