接触 ページ28
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侯隆side
あと数日で俺らの愛すべき弟、忠義が記念すべき１６歳の誕生日を迎えようとしている５月の半ば。
俺、大倉侯隆と双子の片割れであるヒナこと大倉信五はなかなかの窮地に陥っていた。
「ああーっ！もうわからん！忠義は一体何が好きなんや…」
「せやからラーメンにカレーに寿司にグラタンに…あ、もちろん白米も外されへんけどな！」
「そういう事言うてんのとちゃうわ！突然天然出すのやめろ！
…飯は外食食いに行くの決まってんねんから、それ以外のモノ探さな意味無いやんけ…」
普段はツッコミ役のヒナのたまに出る天然に頭をかかえながら適当に店内を物色していたら、背後から聞こえるハイトーンな男の声。
「ちょぉ待ってください！」
「ん？」
ヒナとほぼ同時に振り返ればそこに立っていたのは今まで会ったことない…明るい髪色と、耳に飾られたピアスと派手目な色の服が特徴的な背の低い男。
「何や、俺らに用か？」
もちろんヒナの知り合いでもなかったようで、彼も俺同様不思議そうに首を捻りながらも金髪のチビに尋ねた。
「そうです。…あの、今お２人…"忠義'くんがどうのこうの言うてましたよね？」
「ん？あぁ、そうやけど？」
それが何なん？とヒナが怪訝そうに眉を寄せる。
「それって関八高校の…大倉忠義くんで合ってますか？」
「…おぉ。何やお前もしかしてタツの知り合い…って、あぁ！！お前まさか！」
思わず店員さんに謝りたくなるほどの大音量で大きくリアクションをとるヒナにツッコもうかとも思ったけどそれ以上に目の前のチビの存在が気になって喉元まで出かかったツッコミをどうにか呑み込む。
「お前…もしかして安田章大やろ！？」
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あらと∞(プロフ) - 緑夏さん» 緑夏さん、いつも温かいコメントをありがとうございます！いえいえ、そんなとんでもない！私の方こそ、今も毎日緑夏さんのtorn小説をひっそりと楽しんでいるというのになんのコメントも送れていないで…申し訳ないです汗 オマケ話も、ご期待に添えるよう頑張りますね^^ (2017年8月17日 23時) (
レス) id: c9fd3073c9 (このIDを非表示/違反報告)
緑夏(プロフ) - あらとさん、完結おめでとうございます^ ^ ずっと読ませてもらっていたんですけど、完結したタイミングでのコメントになってしまい申し訳ないです…。 鈍感で少し天然な大倉くんすごく可愛くて癒されました♪ おまけ話も楽しみにしてます！ (2017年8月17日 21時) (レス) id: b28e673c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あらと∞ | 作成日時：2017年7月15日 22時
