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2人組の正体は ページ27





「やから言うたやんか!ちゃんとタツの欲しいモン事前に聞いといた方がええて!」



「っそれやったらお前が聞いておけばよかったんちゃうんか!俺のせいだけにすな!」



「っっ俺はお前の意思を尊重してやなぁ…!」



女子高生の集団とかカップルとか、とにかく若い人が多いこのショッピングモールの中で、大声で言い合うオッサン(オニイサン?)2人組は明らかに注目を集めていた。



「あぁーもー!何か知らんけどめっちゃ見られてるし!早いとこ忠義の好きそうなモン見つけんで!」



2人組の1人、色白で背の高い方がわしわしと頭を掻きむしった後吐き捨てるように言い、ズンズンと歩き始めた。



「おいっちょぉ待て侯隆!」



それに続くようにもう1人の男も背の高い男を追いかけていく。



…ってちょぉ待って。



…今、確かにあの人ら忠義って言うたよな…?



んで、あの色白の人のことは侯隆って…。



突然立ち止まった俺に人々が不審そうな目で見てくるのにも気付かず、その場で頭をフル回転させる。



思い出したのはおーくらくんがうちの部に入部してたから数日後のコト。



もっと仲を深めてこうや!とか何とか言うたマルがおーくらくんに次々質問していって、



…確かその時、おーくらくん、ちょっと年の離れた兄貴が2人いるとか言うてたよな…。



幸せそうにふわふわ話すおーくらくんの姿がえらい可愛らしくて、話の内容はあんま覚えてへんのやけど…確かに古風な名前のオニーサンがおったはずやねん。



「っそうと決まれば…!」



お近づきになれる、チャンスかもしれん…!



とにかくこの機会を逃すもんかと、俺は必死で走り出し2人組の背中を追いかけた。



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あらと∞(プロフ) - 緑夏さん» 緑夏さん、いつも温かいコメントをありがとうございます!いえいえ、そんなとんでもない!私の方こそ、今も毎日緑夏さんのtorn小説をひっそりと楽しんでいるというのになんのコメントも送れていないで…申し訳ないです汗 オマケ話も、ご期待に添えるよう頑張りますね^^ (2017年8月17日 23時) (レス) id: c9fd3073c9 (このIDを非表示/違反報告)
緑夏(プロフ) - あらとさん、完結おめでとうございます^ ^ ずっと読ませてもらっていたんですけど、完結したタイミングでのコメントになってしまい申し訳ないです…。 鈍感で少し天然な大倉くんすごく可愛くて癒されました♪ おまけ話も楽しみにしてます! (2017年8月17日 21時) (レス) id: b28e673c31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あらと∞ | 作成日時:2017年7月15日 22時

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