貧血<亮> 4 ページ19
すばるSide
当直勤務の時間も終わろうとしている。
今日は当直明けで外来もあるから少しでも仮眠を取ろうと当直室にいると、鳴り出す携帯。
メールを見ると、どうやら亮が貧血で倒れてもうたみたいや。
この時間やったら外来始まる前にここくるやろうな。
先に準備しとくか。
「なぁ、病棟って今空いてる部屋ある？」
「確認してみます」
どこまでの貧血か分からんから一回数値見てからやけど、入院の線が濃い。
心臓の負担も怖いからな。
「先生、病棟個室空いてるそうです。部屋用意しておきましょうか」
「ん、ありがとう。お願いするわ」
「はい」
当直の看護師に部屋を頼む。
採血の準備をして当直室から出るとストレッチャーに乗せられた亮。
その後ろから隆平と今にも倒れそうな顔をする章大がいた。
「すばるくん！」
「隆平、このまま連れて来てくれるか」
病室の用意されたベッドの上、隆平によって寝かされた亮。
「ごめんな、亮。ちょっとチクっとすんでー」
すばやく血液を採って、ベッドを用意してくれそのまま部屋にいてくれた看護師に検体を渡す。
その間に少し診察。
少し不整脈が出ている。
ホルター心電図を取りにいくついでに当直室から、後で飲もうと思っていたココアを持ってくる。
病室に入るとココアを章大に渡す。
「章大、大丈夫やから。これ飲んで落ち着いとき。亮、ちょっと冷たいけどごめんな」
聞こえとらんのは分かっとるけど、声かけを忘れずホルター心電図をつけていく。
「横山先生、検査の結果出ました」
看護師から渡された結果をみる。
ヘモグロビンの数値が4.8しかない。
輸血か薬か。
出血性ちゃうやろうし薬でいくか。
「隆平、一回家帰って入院の用意してきて」
「っ、おん」
「酸素マスクと造血剤の点滴用意してきて」
「はい」
隆平と看護師に指示を出す。
病室に残った俺と章大。
_____________________________
皆様、コメントありがとうございます。
ここで一斉に返信失礼いたします。
先天性心臓病の意見が多かったため、それにしようと思います！
実は、私が先天性の心疾患があるため実体験も元に書けたらいいなぁなんて考えています。
それに伴って、前のお話をちょくちょく変えていくつもりですので、更新の通知がもしかしたらちょくちょく届くかもしれません。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 375人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koma(プロフ) - とろりん子さん» とろりん子様のこと、知れば知るほど似たところがあり、全く関係ないとは思えません。本当にありがとうございました。すみません、他の方のリクエストが見えないので、お二人のコメントを別枠にうつし、ここから削除させていただきます。よろしくお願いします。 (2016年6月1日 16時) (
レス) id: c170da9f5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：koma | 作成日時：2016年4月9日 0時
