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ﾊﾟﾁﾝ、ﾊﾟﾁﾝ
友達である蟹のﾊｻﾐの音で目が覚めました。
いつもなら起きるのが嫌になる朝も、
今日はいきいきと起き上がり、顔には可愛らしい笑顔が見えます。
さぁ、今日から16歳。
ついに人魚の姫になれた＿＿
彼女は嬉しそうに笑いを溢せば、
美しい鱗に纏われた尾ヒレを動かし、皆に挨拶に行くのです。
『ふふ、皆 おはよう ！
おはよう、おはよう ！！』
機嫌が良いのは一目瞭然。
にこにこと明るい声で挨拶すれば、
海底城の最奥に着きます。
そう、父である王のいる部屋です。
少し緊張したのか、扉の前で深呼吸_。
一息つけば、ノックをして入ります。
『おはようございます、お父様！
私 小羽 、本日から16歳になりました！！』
と言えば、妃である母と共に微笑み、
「おめでとう、小羽。
末の娘であるお前も、ついに一人前になったのだな……
嬉しい限りだ。」
「おめでとう…
本当、立派な美しい姫になれたのね……
母は嬉しいわ、本当におめでとう。」
と、頭を撫でながら言ってくれたのでした。
小羽は嬉しさのあまり目に涙を溜めましたが、
指で拭ってまた笑います。
『ありがとうございます、
お父様、お母様…！！
ここまで成長出来たのも、お二人のお陰です…
感謝の気持ちしかありません』
と、深々と頭を下げたのでした。
その後、3人で抱き合い、
お互い笑いながら幸せな一時をすごしたのでした。
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来恋 - はらさん» 忘れてしまって大変申し訳ないです。 ご指摘ありがとうございました。 (2018年5月19日 21時) (
レス) id: 31daceeb46 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月19日 20時) (レス) id: 80bfef4178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来恋 | 作成日時：2018年5月19日 19時
