独楽回し ページ15
Noside
百人一首から戻って椅子に座っていると58番が戻ってきた。
「よ、ウパさん。修行はできたかい？」
「うるさいですね、あなたには関係ないでしょう」
なんて会話を盗み聞きしているA。するとすぐに一声のまたうるさい声が聞こえてくる。
「さぁ！新年大会も残すところに種目だァ！続いては！」
そう言うと地面が割れ始めた。
「第4種目は独楽回しだ！...使うコマはこれだァ！」
紹介されたコマは誰がどう見てもコマの大きさではなかった。
「主任、ここの人って大きいものが好きなんですか？」
「いや、半分はあいつの趣味だろ」
「どんな趣味してんだあの人...」
「この種目に必要なのは多分チームワーク！この巨大コマをステージの中心で回しコマを場外にするか破壊した方の勝ちだ！参加人数は3人までＯＫ！百人一首同様看守1人囚人2人まで参加可能だ！
では、対戦者を発表するぜ！(中略)対するは知能の低いおバカ猿、悟空猿門率いる第5舎八房だ！(以下紹介略)」
「それってただのバカじゃねぇか！」
「この中で優勝するやつはどいつだ！？」
「俺の休暇が待ってます、頑張ってください低脳猿さん」
「うるせぇ！後で覚えてろよ！」
「あなたが勝ったら素直に殴られましょう」
「クソっ、どいつもこいつも...行くぞ58番、71番！」
そう言って3人は下のステージの方へ行ってしまった。そこへ行くと囚人の紹介が始まった。
「囚人番号71番！囚人番号58番！」
紹介されると13舎の1人が異様にうるさくなった。そして主任を引っ張りステージに降りては来たが主任看守の方は頭から地面に刺さっていた。
「悟空猿門と双六一！因縁の対決だ！」
両方ともコマの方へ行き紐を持つ。ある合図とともに2人はコマを回し始めた。
「それではコマ回しレディー....ゴー！」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！」」
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作者名：kokuyou Saki | 作成日時：2021年1月9日 9時
