餅つきってなんだっけ ページ11
Noside
書き初めが終わるとすぐに次の種目へと変わっていく。
「第2種目は...」
一声が言いかけると上から何かが降ってくる。
着地と同時に一声が話し始める。
「ドドーン!『餅つきだるま落とし』だー!この競技に必要なのは力と体力!もちが完成すればしょーり!だるまが崩れればその場で敗北ー!要はついて落とすだけ!ルールはいたってeasyだ!
ファーストステージは5舎8房対13舎13房せいぜい頑張ってうまい餅つけよ!テメーラ!
あぺったん、ぺったん、ぺったんこー」
「やっぱ長ぇ...まぁいいや、で、これは誰が出るんですか?主任」
「看守1人と囚人1人だからなお前は...」
「嫌ですよ?連続ですし」
「じゃあ猪里だな、で、囚人の方は...」
「え!?強制!?」
「あーそーだよ、強制ですよ!」
そんな会話を看守達でやっていると2番が近づいてきた。
「あの、猿門さん。私が出てもよろしいでしょうか?」
「ん?あぁ、2番がか?俺はいいが...」
「お、2番が一緒か、これは楽出来そうだな」
「猪里...さんはすぐそうやって逃げようとする...」
そんなことをしていると時間は過ぎてしまい2人はさっさと会場の方へと行ってしまった。すると一声の実況が聞こえてきた。
「では対戦者の紹介だぁー!第13舎副主任看守
五代大和!第5舎担当看守八戒猪里!
そして!第13舎13房囚人番号69番と第5舎8房囚人番号2番だ!
それではよぉーい、スタァート!」
すると13舎の副主任は勢いよくもちをつき始めた。笑いながらもちをつく姿は少し怖かった。なんてことをAが考えていたら2番が69番の後ろに回りこみだるまを1つ落とした。
「先手を許すなどお前らしくない、13舎での生活で動きが鈍ったか、ロック」
そのあと2人は話をしていたのかと思ったら2番の蹴りで69番の杵が折れてしまった。
「俺思ったんですよ、主任」
「なんだよA、そんな真剣な顔して」
「餅つきって...だるま落としって、こんなに恐ろしい遊びでしたっけ」
「さ、さぁ?」
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作者名:kokuyou Saki | 作成日時:2021年1月9日 9時