ヘタレ男子じゃダメですか？1【d!】

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「もうすぐ開店！ってところだけど〜、、、ここで、バイトの新人くんを紹介しまーす！！」


ともさんに促されて目の前に現れたのは、


「どうも今日からここでお世話になります、ショッピです。高一です。」


ん？あ！この子、新しく生徒会に入った子やん！


普段は紫色のパーカーとか紫のものをよく身につけてるから紫色のイメージが強くて、最初分からんかった！


「不慣れなことばかりで迷惑を掛けることが多いと思いますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。」

「うちのお店のバイトくん第二号！というわけで、唯一のバイトの先輩、水瀬さんにショッピ君の教育係をお願いしまーす！」

『え？正社員の方じゃなくていいんですか？』

「だってうちのお店のバイトAちゃんしかいないし、正社員とバイトじゃ少し仕事内容が変わってくるからね〜」

『あ、なるほど！』


確かに正社員の人は全てやらなあかんけど、バイトの私が作るのは飲み物とデザートぐらい。あとは大体接客やもんな〜と一人納得していた。


「宜しくお願いします、えっと、、、」

『あ！私、水瀬Aです。ショッピ君と同じ我々高校の二年生！宜しくね！』

「あ、じゃあ水瀬先輩で。」

『ふふっじゃあ先に注意点教えとくね〜まずは、___』


ショッピ君に接客をする時の注意点や、レジ打ちの仕方などを教える。


まぁ今日は初めての日らしいし、飲み物とか作るのを教えるのはまた次の時にしよう！一気に色々言われてもわからんと思うしな！




ここ、カフェ【Gamichan】は、アンティーク調の落ち着いた雰囲気の店内やけど、幅広い世代の方が来てくださるお店！


私もこの雰囲気と制服に一目惚れしてここを選んだんやけどね笑


制服もグレーのワイシャツに黒のズボンと黒の腰下エプロン、頭には黒のハンチングを被る。


もちろん髪の長い人はまとめなあかんけど！


制服はともさんの好みでもあり、男女区別の無い、お洒落な制服にしたかったんやって！


ともさん流石すぎる！



「水瀬さんこれ八番テーブルに！」

『了解でーす！』



『ご注文はお決まりでしょうか？____』



『___円のお釣りになります。ありがとうございました！またのお越しをお待ちしております！』


接客をしつつ、合間を縫ってショッピ君に教えたりしてたんやけど、、、


物覚えが良すぎるし、何より仕事がめっちゃスムーズ。


ほんまにバイト初日っ？！って疑っちゃうレベル、笑

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